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ランジーン×コード3.5巻の感想レビュー(ライトノベル) 

2011年08月10日 01時33分10秒 | ライトノベル・小説
このライトノベルがすごい!文庫のラノベ、『ランジーン×コード tale.3.5 コトモノたちの夏休み(サマーバケーション)』(大泉貴先生原作、しばの番茶先生イラスト)が発売中です。

表紙は由沙美とキツネのふたり。
夏空をバックに爽やかな雰囲気で、透明感があってイイですね。
待望の水着姿はカラー口絵でチェックを!
( ゜∀゜)o彡°よーじょ!!よーじょ!!つるぺたよーじょ!!

お話的には、ロゴ以外のキャラクターにスポットを当てた、掘り下げエピソードの短編集となっているのが特徴です。
ざっくり言うと、由沙美&デカルト(の中の人)を中心にしたプールでのお話、福地&不破の舞台裏でのお話、キツネがロゴの誕生日に色々と思い悩むお話と、少し長めな1巻の事件を起こす前の成美のお話という感じでした。

特にキツネのエピソードについては、3巻の補完としてキャラの内面を深く掘り下げることに成功していると思うので必見かと。
今まで、ランジーンと言えばヒロイン=由沙美!ロゴ本人的には成美一筋!というイメージが強いので、キツネはヒロインとしてやや押されがちな印象だったと思いますが、これを読んでキツネへの感情移入度が高まったという方も多いのではないかと。
年齢差がネックになってしまう由沙美や、自分から距離をとっている状態の成美に比べれば、キツネにもまだまだ勝機はあるというか、むしろ、彼女自身が素直になりさえすれば一気に距離を詰めることが出来そうなので楽しみw

コトモノに対するロゴの接し方を見守ると同時に、ロゴ自身を長年見続けてきたキツネですから、家族的な絆の強さは並みの幼馴染ヒロインをはるかに凌駕するものがあるわけで。
その結果、ロゴがキツネを異性として見ることへの妨げとなっている部分もあるのがもどかしくもありますが、3巻のエピソードで王子様的な活躍を果たしたロゴを見て、自身の恋心を再確認したキツネの乙女っぷりが微笑ましくて(・∀・)ニヤニヤでした。
くるみの家の身内キャラよりも、例えば学校の友達の間で『最近のあの子、なんだか急に綺麗になったね』とか言われたりしてそうな雰囲気を感じてみたりw

逆に、大切にしたいからこそ距離をとることにした成美のエピソードには切ないものがありましたが、個人的にはもっとスレまくった空白の時期を想像していたので意外でした。
1巻へ繋がる以上、オチが悲惨な事になりそうだなという予感はあったわけですが、もう少しだけ条件が違えば、全く別の人生を送れた可能性があったのかも?と考えると感慨深いものがありました。
というか、それすらも見越した黒幕達の暗躍があったのかも…と考えるべきところなのかも知れませんね。

コトモノとの出会いによってそれまでと違った人生を歩むことになり、コトモノを失ったことで今度は独力で新しい人生を掴み取ろうとした成美の生き様は、結果はともかく、コトモノという存在に翻弄されつつも立ち止まらずに歩み続けようとする力強いものであると思います。
次巻以降の展開でも事件の渦中へと関わってくれそうで楽しみ。
ちなみに、東堂の今後の本編への絡み方も気になるところですね。
ぶっちゃけ、東堂ルートトゥルーエンド狙いも大いにアリな気がw

全体的に、コトモノの能力よりもキャラの心情そのものを描く場面が多かったので、本編よりもシンプルな分、内容が把握しやすくて良かったと思います。
母親との対面等、今後も問題は山積みですが、なんとか協力してピンチを切り抜けていって欲しいですね。

2012年初頭に4巻と5巻が連続刊行とのことで、大きな節目となりそうで楽しみ。
その後には今回出番の無かった女性陣のサービス回もあると良いですね。
メジャーなところでは温水プールとか温泉とかw
次こそは幼女と混浴ですね、わかります(正座)


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。

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2 コメント

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今後も目が離せません! ()
2011-08-10 17:29:16
ランジーン×コード3.5巻、楽しかったですね!
3.5巻?と最初はどうなんだろと思っていましたがどの短編もそれぞれ見どころがあって良かったですvv
由沙美とデカルトは出会わないのかな~とか思っていたのでこのファーストコンタクトは楽しかったです。
福地さん&不破さんのお話はコトモノでない方からみたコトモノの話なのでめずらしいなと思いつつ福地さんちょい渋めでやっぱりいいキャラだなとか思ったり。
キツネの乙女っぷりには同じくニヤニヤしてました。そして沈鬱なる十五日間については爆笑でしたw
キツネのヒロイン度が3巻から急上昇中ですね!

そして成美のエピソード、これは切ないですがここから一巻につながるんだなと思うと感慨深い気がします。

4巻&5巻が連続刊行とあってとてもテンションが上がりました!とても待ち遠しいですvv

これからも感想楽しみにしてます。がんばってください。
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>鈴様 (gurimoe)
2011-08-10 20:38:01
・いつもコメントありがとうございます~♪

デカルトのエピソードについては色々と語りたいことも多かったのですが、それを書いてしまうとネタバレ→クライマックスが楽しめなくなってしまうと思ったのであえて少なめにしてみました。
自分も同居人になりたいでありますw

個人的には、もっと由沙美を猛プッシュしたサービスメインの回になるかと思っていたので、ちょっと出番が少なめだったな~という印象もあったのですが、鈴様のコメントを読ませて頂いて、彼女とデカルトの出会いそのものが奇跡的、運命的な素敵イベントだったことを再確認した次第です。
ロゴの関係者つながりとは言え、本人不在の中で出会い、互いを認め合う仲になれたのはとても凄いことだったと思いますw

あと、記事中でも書きましたが、キツネの大躍進と共に、三つ巴のラブコメバトルの今後が楽しみですね。
ネタ的に幼女を連呼してしまいましたが、考え方自体は落ち着いた由沙美ですし、少し時間が立場素敵なレディに成長することは明白。
キツネか成美が先行逃げ切りしてしまう可能性や、ロゴの母親である凛子が悠長に待ってくれそうにないといった諸事情を、上手くくぐり抜けながら頑張って欲しいところですw

野郎ふたりは、それぞれが過去にしがらみを持っている分、まだまだロゴと本心から共闘しようという段階ではないだろうと思いますが、大人として、彼らは彼らなりに悩んだり自問自答しながら生活をしているんだなぁというあたりが掘り下がって良かったですね。
記事内で触れなかったのは、ヒロインズ語りを優先するためなのでご容赦をw

今回の成美のエピソードを含め、5巻まで大きな区切りが付きそうということで楽しみですね。
第2回このラノ大賞の結果も発表されましたし、レーベルの顔役としてこれからも多くの方に読まれていくと良いなと思います。
自分も感想でこっそり応援できるように頑張ります~♪
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