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勇者と魔王が電撃同盟! キッカケは、お互いの恋を応援するため!?の感想レビュー(ライトノベル)

2016年01月26日 21時24分21秒 | ライトノベル・小説
MF文庫Jのラノベ、『勇者と魔王が電撃同盟! キッカケは、お互いの恋を応援するため!?』(あごバリア先生原作、なつめえり先生イラスト)が発売中です。

表紙は、主人公のレイルとヒロインのユメ。
ちっこいけどセクシーな衣装のロリ魔王最高なんじゃあ(●´ω`●)
勇者と魔王が背中合わせになる構図が胸熱ですね。

お話的には、勇者レイルと魔王ユメの最終決戦の最中、魔王の側近であるミアに一目惚れしたレイルは、同じく自分の親友である騎士アーディにユメが惹かれていることに気付き、休戦を提案。
互いの恋を成就させるための同盟が電撃的に結成されて……というファンタジーラブコメ展開です。
……タイトルまんまやんw

ヒロインが主人公以外の男性を好きになるという設定が斬新で興味をそそられましたね。
勇者と魔王本人が恋仲になるパターンは他にもありましたが、このままお互いの本命へのアタックを繰り返すことになるのか、協力を続ける間にお互いのことが好きになってしまったりするのか、私、気になります!
ファンタジー関係を抜きにすれば、少女漫画なんかでたまに見かけるシンプルな構図ですし、自分だったらどうしよう?と読者自身が妄想しやすい設定だと思うので、感情移入もしやすいかと。

レイルのミアに対するアピールはとても前向き&オープンなもので、いっそ見ていて清々しいレベルですし、普段強気なユメがアーディを前にするとものすごくオロオロしてしまう様子も可愛げがあって萌えました。
アーディ自身もそれとなくユメの気持ちに気付きながら優しく対応する感じがまさに「いい人」っぽく、なんだかんだでレイルに興味津々なミアとあわせて、両方が結ばれると良いなぁと自然に思えてくる雰囲気が(・∀・)ニヤニヤでした。
レイルの姉で極度のブラコンなアリナの存在が、時にコミカルに、時に真面目に場面を盛り上げてくれるのも(・∀・)イイネ!!

ぶっちゃけ、先に設定ありきのお話なので、レイルがミアに惚れるまでの過程等が急に感じられる部分もありましたが、豊富な会話文を使ったテンポの良いやり取りでそれぞれのキャラの個性がばっちり描かれていましたし、レイルがユメが好きになるのも頷ける魅力的な異性像が確立されていたので問題ないかと。
美少女ゲームで言うところの日常パート的風景が長尺で楽しめるので、ひたすらヾ(*´∀`*)ノキャッキャ(´∀`*)ウフフが見たい方には特にオススメですね。
アーディ関連の伏線が入ったり、レイルの過去が語られたりと、中だるみさせないタイミングで新情報が出てくるのも良かったかと。

勇者と魔王が仲良しこよし→一般市民&魔族にとっては重大な裏切り行為なわけですが、その辺りに対するレイル一行のスタンスが序盤で明らかにされているのもとても彼ららしかったと思います。
無駄な犠牲者は出さない様にしつつも、いざとなったら全てを敵に回してでも自分たちの恋を貫く覚悟があるからこその選択だと思いますし、新たな勢力が台頭するなりしてくるまでの延命措置としては十分機能していたかと。
世間を騙しても自分の心に嘘は付かないというレイル達の姿はある意味傲慢の極みかも知れませんが、そのまっすぐな本気ぶりを応援したくなりました。

レイルはともかく、ユメについてはこのまま決定的な動きは見せずに公認だけどヒミツの恋愛同盟を続けていくのかと思いながら読んでいたのですが、今巻内できっちりと最初の山場と顛末までが綴られていたので読後感はスッキリ。
ええっ!そういうことだったの!?なカミングアウトから状況が急変してしまうのには驚かされましたが、当の本人にしてみればそりゃそうなるわなとw
すわ、冒頭の再現か!と場面を盛り上げつつも、共同生活によって得られた絆と、レイル自身の力と説得によって導き出された結論は、レイルがいかにユメのことを大切な家族として扱っているかということを証明するとともに、先のカミングアウトのデメリットを綺麗に帳消しにする内容でお見事でした。
ああ、そういうオチにもっていくのかと、目からウロコが落ちましたw

レイル達5人自身は既に色々納得済みなわけですが、いつまでも世間をごまかせるとは思えませんし、次巻の新キャラ登場でまた大きく人間関係が変わりそうで楽しみ。


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。


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