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『アカイロ/ロマンス5 枯れて舞え、小夜の椿』の感想レビュー(ライトノベル)

2009年08月13日 19時29分11秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『アカイロ/ロマンス5 枯れて舞え、小夜の椿』(藤原祐先生原作、椋本夏夜先生イラスト)が発売中です。

表紙は依紗子と歩摘。
1巻から登場しているコンビですが、それぞれ第一印象からはかなり違った方向性のキャラになってしまった感じがしますね。

先月4巻が発売されたところなので、連続刊行になった本巻。
発売初日に買ってから、あえて積ん読状態にして、揃えてから一気に読んでみた(というか、4巻で感想を書いてから5巻を読もうと思っていたものの、我慢できずに5巻も読んでしまいましたww)のですが、丁度4巻で伏線気味に描かれていた部分の謎が明らかにされる展開が多かったので、結果オーライだったかも。

物語の根幹部分にあたる謎も明らかになるので、最終巻である次巻への橋渡し的な役目も果たしている感じなのですが、予想以上の悲劇的展開が続いたせいで、読後はかなり放心させられてしまいました。
(((゜д゜;)))

持ち上げてから叩き落とす!という感じの演出は効果覿面で、ゾッとするほどの理不尽さ、不条理さ、巡り合わせの悪さを味わわせてくれます。

日常が非日常へと切り替わる!のではなく、いつの間にか脅威が迫っていた!しかも通り過ぎるときに辺りのモノを薙ぎ倒していった!という感覚の方が近いかもしれませんね。
心構えが出来ない分、対処できない内に益々状況が悪くなっていくという泥沼の閉塞感は一見の価値アリかと。

愛情が深い故に純真すぎる女の子達の行動に、景介はさながら真水の中では生きていけない魚のようにもがき苦しまされる事に!
“こんな猟奇的な彼女がいたら僕は、もう…”状態の景介の今後が非常に気になります。

依紗子がラスト付近で口にするセリフは、ラブコメにおいてはある意味永遠の真理だという気もしますが、景介と枯葉の関係もまた、他者に軽々しく踏み荒らされて良いような代物では無いはず。

一見避けようのない運命でも、立ち向かったり切り開いたり出来る可能性があると信じて、景介達には頑張って欲しいところですね。

気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。



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