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『バカとテストと召喚獣6.5』の感想レビュー(ライトノベル)

2009年09月01日 22時20分06秒 | ライトノベル・小説
ファミ通文庫のラノベ、『バカとテストと召喚獣6.5』(井上堅二先生原作、葉賀ユイ先生イラスト)が発売中です。
アニメ化も決まって、盛り上がってきている感がスゴいですね。

表紙は秀吉のお姉さんとして有名(笑)な優子。
彼女が主役をつとめるエピソードも収録されているので、ファンの方は必見です。
性別が“秀吉”な秀吉に比べると、優子はれっきとした女の子キャラな訳ですが、なぜか秀吉のほうが女の子らしく見えてしまう不思議ww。
少し胸があるというのを考慮に入れても、あえて秀吉派を貫く方も多そうな気がしますね。
というか、ラノベ好きな方の間では性別“秀吉”ネタは結構認知度が高いと思うのですが、アニメ化を機に女装&女顔の男の子キャラ人気が高まって来そうな予感が個人的にします。

今回は短編集という事で、優子と秀吉が入れ替わるエピソード、メインメンバー御一行が海水浴に出掛けるエピソードの前後編、神童と呼ばれていた時代の雄二と翔子のエピソードを収録。

水着姿のヒロイン達が見れるほか、全体的に女装シチュエーションが多くてニヤニヤでした。
雄二はともかく、ムッツリーニの女の子バージョンは意外と可愛らしかった!という新事実は見逃せないところかと。
香美!可愛いよ、香美!
(^O^)/

というか、カラーのイラストから既にムッツリ商会が大活躍な訳ですが、小遣い稼ぎのためには自分のスナップまで売る商売人魂に吹きました。
それでもっとスゴい機材や輸血パックを買ったりするんでしょうか。
リアルでやったらシャレになりませんが、ファンサービスのためには今後もその手腕に期待したいところww

優子&秀吉のお話では、2人の行動が元で、お互いに新たな肩書きがつくことに。
ちょ、秀吉の方はますます男子から人気になりそうな肩書きなのに、優子の方は普通にアイタタ系ってww
一応主役扱いなのに、美味しい所は全部秀吉に持って行かれている感が哀れを誘うかも。
というか、それだけ秀吉が愛されている証拠なのかという気もしますが、イラストで大きく描かれているのも優子に扮した秀吉な訳で、ちょっと不憫ですね。
せっかくなので、もうちょっと良い見せ場をあげても良かったかも。

海水浴ネタでは前述の女装トリオが見所なのですが、そんなシチュエーションに追い込まれる原因となったのが明久達のとある行動でした。
いや、アレだけ可愛い女の子達に囲まれておきながらそんな暴挙に出れば、お仕置きされても文句言えませんよ!という感じで、結構自業自得かも。
水着はポロリしないかわりに、とある重要事実を雄二にポロリしてしまった明久がニヤニヤでしたが、本編でいじられることになったりするのか楽しみです。

オチの付け方はある意味無難なところかなという気がしましたが、最後までガチで見たかった気もしますね。

雄二と翔子のエピソードは基本的にシリアス路線で、他のエピソードや既巻のシリーズとも違った毛並みでしたが、翔子の雄二への想いの源泉がよくわかるエピソードだったのでとても良かったです。
後付け的な掘り下げと言えばそうなのですが、やはり具体的なエピソードが描かれたことで感情移入度と翔子を応援したい気持ちの両方が高まった気がします。
というか、雄二と翔子を見守る雄二ママこと雪乃のセリフと想いが温かくてグッと来ました。
p(^-^)q
このエピソードを読み終わった後には、雪乃の事をお義母さんと呼ぶ翔子の姿がしっくり来るように感じられるのではないかと。

雄二が勉強にあまり関心がなくなった理由が同時に判るようになっているのも上手いですね。
頭が良いとはいえ、子ども特有の幼さを残した雄二が、翔子の姿を見て本当の意味での強さに気付いたり、自分の姿を振り返る様子には、彼の確かな成長が感じられ、胸が熱くなりました。

翔子が雄二の優しさに触れ、素直に好意を示すようになったのは自然な流れですし、実は自分よりも翔子の方が強かったとその時思い知らされた雄二が、翔子の好意を素直にまるごと受け取れないようになってしまったのもまた、納得のいくところかと思います。
雄二にとっては大きな転換期となったエピソードですが、そんな中でも翔子を守る為にしっかり男の子している姿は微笑ましく、とても良いエピソードに仕上がっていたと思います。
アニメ化の時も上手く織り込んでくれないかなとちょっと期待してみたりww

翔子と雄二のやり取りは、1巻ラストから毎度おなじみの恒例行事な訳ですが、これからも温かく見守っていきたいところですね。
雄二にはちょっと肉体的にツラいこともあるかもww知れませんが、いつか素直に向き合える時が来ると良いなと思います。

アニメ化目前という事で、まとめ読みもオススメかと。
気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。



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