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『オトメな文具。二重想』の感想レビュー(ライトノベル)

2009年08月06日 20時30分57秒 | ライトノベル・小説
ファミ通文庫のラノベ、『オトメな文具。二重♡想』(淺沼広太先生原作、なつきしゅり先生イラスト)が発売中です。

2巻にあたる今巻の表紙は、双子の炭谷姉妹の妹、優子。
姉の強子と比べて温和で素直な性格の優子ですが、主人公である創治への想いでは強子にも決して負けていなかったりww
ただ、2人を応援する事を自らに課した優子は、人知れず心を痛めることに・・・というのがこの巻の大きな見所です。

人間ではなく、文房具の「つくも神」であるアニマテリアルズのヒロイン達にとって、人間でありながら自分たちのことを1人の女の子として扱ってくれる創治の存在は予想以上に大きなものとなっているようで、ツンデレ風味な強子が素直になれない間に、亜耶香様や雪もそれぞれのスタンスで交流を深めていく様子がニヤニヤでした。
かなりおバカでスケベな創治ですが、相手を思う気持ちはまっすぐで好印象。
今回は創治のアプローチにワルノリしたり、冷たくスルーしたりと、あしらい方にもバリエーションが増え、コメディ部分もかなりパワーアップした印象です。

特に、新キャラである秤と創治のやり取りはかなり面白かったです。
キャラ設定と掛け合わせた特徴的なしゃべり口調は必見かと。
今後本格的に創治と関わるようになってくるのが今から楽しみです。

基本的に直球下ネタでいっそ清々しく笑わせてくれるのがこのシリーズの専売特許ですが、今回もその飛ばしっぷりには笑わされました。
どんな角度のコースからでも自然に下ネタにつなげて返す創治のテクニシャンぶりは、ある意味超一流かとww
それも周囲のヒロイン達の懐の深さゆえな訳ですが、時にドン引きしながらも、ある程度までは許容してあげる優しさは、ここぞという時の創治の行動に信頼するに足るものを感じ取っているからではないかと。
1巻での活躍や宣言を経て、結びつきが強くなって来ている事は流れ的に自然ですし、これからもどんどん絡んでいってほしいですね。
中でも、亜耶香様のワルノリは更なるパワーアップに期待したいところですww

そんなヒロイン達の前に笑顔で、ある意味では高い壁となって現れるのが、創治の幼馴染であるかおりな訳ですが、元から創治を気にしていた彼女らしく、積極的なアプローチが。
同じ人間の恋のライバル候補として強子たちを意識しはじめるかおりを前に、アニマテリアルズであるヒロイン達はどの様な感情を抱くのか?
割とストレートですが、優子の心情を中心に展開されるシナリオはオトメらしさが感じられて好印象でした。
まさに、タイトルに偽り無しな仕上がりかと。

スーパーモブ夫&校長タイムもそれぞれ健在です。
特徴が無いのが特徴になりつつあるモブ夫と、特徴が創治以上に変態的なのに何故か美学すら感じさせる校長では方向性が全く逆ですが、創治とのやりとりがテンポ良く笑わせてくれるので面白かったです。
ストーリーの本筋とは全く関係ないモブ夫と、関係しまくりの校長と、その意味でも真逆の2人ですが、今後も名物キャラとして毎巻楽しませてくれそうですね。

本筋自体は重要な情報が明らかにされ始め、意外と展開が早いなと思いました。
卒業一杯までかけて描いていくのか、それよりも早く終局を迎えるのか、まだまだ予測はつきませんが、プラトニックな部分と100%煩悩wwな部分の両方を、ますますパワーアップさせていってほしいですね。

ラブコメ好きな男性の方にオススメしたい1冊です。
気になった方は、是非チェックなさってみて下さいませ。



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