gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

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勇者リンの伝説1巻の感想レビュー(ライトノベル)

2013年01月23日 16時00分33秒 | ライトノベル・小説
富士見ファンタジア文庫のラノベ、『勇者リンの伝説 Lv.1 この夏休みの宿題が終わったら、俺も、勇者になるんだ。』(琴平稜先生原作、karory先生イラスト)が発売中です。
第24回ファンタジア大賞金賞受賞作ということで話題ですね。

表紙はヒロインのリン。
剣を構えた決めポーズがなかなか様になっていますが、優しそうな表情や小柄な体を見ていると、あまり強そうには見えないかもw
そんな彼女が勇者としてどんな活躍をしてくれるのか、興味をそそられますね。

お話的には、冒険者育成機関“ユースタシア学園”での課程振り分け試験の結果、志望していた勇者課程ではなく伝記士課程に進まなければならなくなった主人公のカイが、剣の腕前は大したことがないのに何故か勇者課程に進むことが決まった幼馴染のリンと一緒に、彼女の夏休みの宿題であるクエストをクリアするべく旅立つことになって…というRPG系コメディ展開です。

天然でボケ役気質なリンと、ツッコミ役のカイの掛け合いが漫才のようで面白く、会話文が多めなのでテンポ良く読み進めることが出来ました。
この辺り、『生徒会の一存』や『これはゾンビですか?』といった、美少女がたくさん出てくるコメディタイプの人気作品を生み出してきたファンタジア文庫の血を受け継ぐ作品になれるのではないかと、個人的に期待してしまいますw

花屋の娘で美人召喚士のニーナと、元戦士でニートなジルのふたりを加えた4人パーティで、魔物を倒したり村を救ったりといったお約束イベントをこなして行く流れは、リンのお気楽な性格もあって、かなりほのぼの、和気藹々とした雰囲気で進んでいくのでホッコリさせられました。
はじめは、自分が勇者になれなかったことで落ち込んだり、パーティーの人選に疑問を抱いていたカイが、旅を続けるうちにリン達の意外な一面を見たり、勇者と魔物の関係について考え直したりしながら、精神的に成長していく様子が丁寧に描かれており、ニギヤカなギャグパートの持ち味を崩すこと無く両立されているのがお見事でした。

面倒見の良さもあって、勇者の伝記士というよりもリンの保護者役として甲斐甲斐しく世話を焼くカイの姿は微笑ましいものがありますが、基本的にはボケ役3人に対して1人でツッコミを入れまくるという忙しい立ち位置なので(・∀・)ニヤニヤが止まりませんでした。
特に、ニーナが召喚するのが現代の地球と思しき異世界の住人という設定がある分、時には本来知り得ないRPGあるあるネタにまでツッコんで見せる一幕があったりと、メタ部分まで上手く利用しているのには感心させられました。

また、幼馴染なリンをあまり女性として意識していなかったカイが、ふとした瞬間に彼女の可愛らしさを認識してドギマギしてしまうシーンや、イラスト付きのお色気シーンも適度に挟まれているので、ラブコメ好きの方にもオススメ。
ちょっとチョロイン率高めかなぁという気もしますが、だが、それが( ・∀・)イイ!!
とりあえず、例のもうひとりのヒロイン候補が次巻でどう動いてくれるのかも気になりますw


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。

【ファンタジア大賞】再生のパラダイムシフト【PV】※1分30秒過ぎから勇者リンの伝説のCMあり



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