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鋼殻のレギオス12巻~ブラック・アラベスク~の感想レビュー(ライトノベル)

2009年03月19日 16時12分31秒 | ライトノベル・小説
富士見ファンタジア文庫のラノベ、『鋼殻のレギオス12~ブラック・アラベスク』(雨木シュウスケ先生原作、深遊先生イラスト)が発売中です。

アニメ化されていることもあり、今が旬といった感じの作品なので、知名度が高いと思います。

今巻のお話はレイフォンとサヴァリスの死闘をはじめ、バトル満載の全編シリアス回といった趣です。

学園都市同士の争いに勝つことの重要性については、1巻から事ある毎に語られてきた本作ですが、いよいよツェルニに接近してきたのは、まさかのグレンダン!
もしも全面戦争になってしまったらツェルニに全く勝ち目がないことは誰が見ても明らかですが、このタイミングでツェルニに近付いたグレンダンの秘密とは?

カラー扉絵からガンガン登場している天剣授受者も圧巻ですが、彼らを11人も従えた女王アルシェイラの思惑とは?

ニーナの過去の出来事と廃貴族との関係とは?

などなど、今まで判っていた事実よりもさらに深い部分の謎が色々と明らかになるので見逃せません。

また、レジェンド・オブ・レギオスシリーズに関わりの深いキャラクターもいよいよ登場し、いよいよ世界全体を揺るがすような大きな戦いが始まりそうな気配で今後が楽しみです。

リーリンは自分自身の謎について悩み、ニーナは持て余し気味だった廃貴族の力と向き合わざるを得なくなり、レイフォンは今までの行動を振り返る必要に迫られる…と、主要キャラクター達が悩み、傷付く場面にハラハラさせられました。
そこから立ち直れるのかどうか、自分を見失わず前に進めるのか?という点がこの巻最大の見所だと思います。

武芸者として戦闘能力が高まることとは別の、精神的な成長を遂げられるかどうか?というテーマは、ライトノベル作品でもお馴染みですし、メインの読者層である比較的若い世代の方にとっても共感しやすい部分があるのではないかと思います。

それでも尚、レイフォン達の前に立ちはだかる厚い壁。
テンション上がりっぱなし&情報量の多かった今回の戦い自体が次巻への布石、いわば前哨戦に過ぎないのかもしれないと思うと、5月に発売予定らしい13巻ではどうなってしまうのか、気になってしかたありません。

お互いがレイフォンの事を好きだと気付いているリーリンとメイシェンの会話シーンや、とある人物との会話で思わず本音をもらしてしまう貴重なフェリのデレシーンなども見逃せません。
方向性は違いますが、彼女達の乙女心にグッと来るかと。

ファンの方は是非、お読みになってみて下さいませ。



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