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ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!6巻の感想レビュー(ライトノベル)

2010年10月29日 20時35分40秒 | ライトノベル・小説
ファミ通文庫のラノベ、『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc6』(田尾典丈先生原作、有河サトル先生イラスト)が発売中です。
表紙には、武紀の従妹である麻衣が登場。
スカートから覗くフトモモの裏チラがせくすぃーですねw

お話的には、麻衣の登場によって現在の状況が彼女に全バレ!
昔から武紀を見守ってきた彼女だからこそ、こみ上げる感情から辛辣な言葉が飛び出したりと、いきなり前途多難な状況で大ピンチなわけですが、折悪く更に大きな問題が降りかかってきて…という怒涛の問題発生ラッシュ展開です。

少しずつシルバーブレット編との接点も増えてきて、明るい方向に繋がっていきそうな気配が出てきたあとでこの仕打ちとは、武紀はどこまで苦労を重ねれば良いのかとw
もちろん、彼自身はヒロインズを一生幸せにしていくためにずっと立ち向かっていく覚悟でしょうが、さすがにシステム管理者側の理不尽さが際立ってきた感じですね。
世界そのものに干渉できる、神のような存在を相手にしているわけですから、生半可な意思でそれに対抗することは出来ないと思いますが、既に覚悟完了済み、ヒロインズそれぞれとの愛も確認済みの武紀が、どうやってその理不尽に対処していくのか?というのが大きな見所かと。

ぶっちゃけ、1巻の頃の武紀では、今回の事件に為す術がなかったでしょうが、そこからの想いの積み重ねや、実際に行動して身につけた経験、協力者達等々、様々の要素が合わさって今の武紀があるのだなぁということが再確認されるお話だったと思います。
どうしよう?と悩むのではなく、状況を打開するためにどう行動すべきかを考え、実行するだけの器量が既に備わっている彼ですから、今回の異常事態についても落ち着いて、合理的に判断していましたし、助けを求めるべきところでは素直に協力を願い出る姿勢も、ヒロインズを第一に考えればこそのものというわけで、カッコ良かったです。
主人公道もだいぶ極まってきた感じですねw

目的がはっきりしている武紀ですが、その為の手段としてプログラミングにも食指を伸ばしていきそうな感じですし、それが大成した暁には、彼自身が立てた新たな誓いにも、具体的な答えが見いだせそうな感じかなと。
何気にシリーズの終着ポイントが見え始めてきた!と考えても良さそうかも。
現実でハーレムを真面目に実現しようとした場合、確かに今巻で語られたような茨の道が待ち受けていると思いますが、それを解決するために必要な要素の一つとして、金銭の問題をストレートに持ち出してきたのは、ある意味生々しかったですね。

というか、それ以外の問題についてはもう十分に悩んだ末の結果ですし、そこさえクリアすればハッピーエンド確定というぐらいの状況になっているのも確かかと。
額が額だけにそんな簡単に行くのかな~?と思ってしまうところはありますが、ここは「武紀ならやってくれるかも?」という期待を抱かせるだけのカリスマを、彼はもう備えているのだ、と考えるべきでしょうね。
それはとても「主人公らしい」存在感を身につけつつあるということと同義かと。
「あの人」の存在を、自分と同じような境遇を背負いつつも、自分以上に苦労を重ね、様々な事が出来るようになった凄い人だと認識している武紀ですが、読者側から見れば武紀自身も既にその領域に入りつつある、もしくは既に凄い人だという認識になっているのではないかと。

さて、ヒロインズ達については、今回もかなりややこしい状況に追い込まれてしまったワケですが、解決方法自体も武紀の発案でしたし、比較的安心して見ていられた気がしますね。
もっとノイローゼ状態になっていてもおかしくなかったレベルの過酷さではあったものの、武紀への信頼が十分にあればこその落ち着きでしたし、ここに来て武紀の独占に大きく心が揺れたりするようなこともなく、同じ幸せを願えるようになっていたことは意義深かったかと。
むしろ、この状況はこの状況と割りきって、束の間のふたりきりを楽しむ心の余裕まで見せていたわけで、頼もしい限りw
各ヒロインごとにイラストが用意されていた辺りも、サービスに抜かり無し!でしたね。
四阿ちゃんルートまで実装されていたことには少し驚かされましたが、これは良いファンディスクだったということで。
あと、俺の翔也さんがこんなにマジイケメンなわけが無いルート(違)もニヤニヤw

最後の問題発生!からクライマックス部分まではちょっと短い印象でしたが、あまり引っ張ってもややこしかったでしょうし、麻衣の見所は序盤の糾弾にこそあったと思うので、これはこれで良かったかと。
むしろ、ほっとひと息つきかけたところであの引きへと続いたのは予想外…というか油断してましたw
見たかったものと、あってはならないことが同時に起こるというシチュエーションの効果もあって、余計にゾクゾクさせられた感じですね。
これは次巻も楽しみ!



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