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『デュアン・サークⅡ』12巻の感想レビュー(ライトノベル)

2009年06月20日 20時31分37秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『デュアン・サークⅡ12 導くもの、導かざるもの〈中〉』(深沢美潮先生原作、戸部淑先生イラスト)が発売中です。

いよいよクライマックス直前という事で、拍子の雰囲気も荘厳な感じになってきましたね。
デュアンを中心に大魔法使いサヴァラン、金目銀目のコンビにロンザ国王アイズレイ・モナクまで登場し、王道ファンタジーらしさが際立つ感じです。

デュアンに取り憑いていた闇魔(ダークイビル)が、次に乗り移ったのはルルフェット。
いずこかへ消え去ったルルフェットを救い、闇魔を倒すため、スペルを探したり、シドの剣を修復したり、魔物の集団を撃退したりといった具合に、それぞれが自分にあった役目を各地で分散して行うという、スケールの大きな展開です。

中でも、モナク国王が率いる騎士団の精鋭達がエベリンで無数のモンスター達を相手に戦うシーンは手に汗握りました。
フォーチュン・クエストの時代にも立派に栄えているエベリンですが、まさに歴史のターニングボイントとなる大戦を目の当たりにしているのだと思うと、長年のファンの方には感慨深いのではないのかと思います。

バジリスクという単語が出ると、ついついレベル30の傭兵を思い出してしまいますが、どうやらこの時代でもバジリスク絡みの展開がありそうで楽しみ。

デュアン・サークⅠの時代から伏線的に登場していたあのキャラがいよいよ…という展開もあり、決戦への準備編でありながら、見逃せません。
(*^-^)b

捕らわれの姫となってしまったルルフェットの活躍は次巻に期待ですが、アニエスのデュアンの身を案じる様子が熱くて好印象でした。
仲間を本気で心配し、助ける事を厭わない様子は、パーティーを組んで戦った者同士ならではの強い絆を感じさせてくれます。

お茶目な老人2人のジジイズトークも必見です。
その実力もさるものながら、ユーモラスな雰囲気が優しい世界観とマッチしている感じでグッドです。
(*^-^)b
事態は風雲急を告げていますが、深沢先生の作品らしさを感じられて良かったと思います。

各地に散った登場キャラクター達が一同に会するであろう次巻の展開が非常に楽しみです。

ファンの方は是非、チェックなさってみて下さいませ。



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