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『スイート☆ライン2巻~オーディション準備編~』の感想レビュー(ライトノベル)

2009年10月12日 18時41分48秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『スイート☆ライン2 オーディション準備編』(有沢まみず先生原作、如月水先生イラスト)が発売中です。

表紙は正午と永遠の主人公&メインヒロインカップル。
天才的な才能を持った声優でありながら、極度の男性恐怖症という設定の永遠ですが、1巻での出来事を経て少しずつ改善の兆しが。
特に、正午に対しては恋心もあってかなり積極的な行動も見られて・・・という劇中の雰囲気が伝わってくるようでニヤニヤです。

お話的にはサブタイトル通り、新作アニメの配役をめぐるオーディションへ向かって永遠、はるか、舞の3人もそれぞれに行動を・・・という展開です。
まさかの新キャラ、長身モアイ顔女子プロレスラー声優「フランソワ・キララ・ボンジュール」=通称トンガちゃんの登場で、永遠の周囲は更に賑やかに。
見た目のインパクトも強烈ですが、口調や考え方がしっかりと個性付けられているので、最初からキャラが立ちっぱなしなのが好印象。
見た目と一見ミスマッチながら、こまやかな心遣いの出来る良識派タイプの活躍が期待できそうなので、今後が楽しみです。

一方、『完全無欠の天使』こと天才声優「秋宮涼子」の存在が早くもクローズアップされ、お話を更に盛り上げてくれます。
個人的にはもう少し先まで引っ張るのかなと予想していたのですが、圧倒的な存在感と技量の持ち主である彼女の存在が、ヒロイン達にどのような刺激を与えていってくれるのか楽しみです。

正午の友人であり、重度のオタクでもある裕之助のオタ知識が、さり気なく劇中のヒロイン達の声優としての実力を示す役割を担っていたり、正午自身の分析によって更にイメージがしやすくなるように配慮されている辺りも仕事が丁寧な印象でした。
必要な情報が自然と頭に残ってくるので、非常に読みやすく、判りやすかったです。

また、永遠達が望むオーディション作品である『シックスティーン』の設定ですが、断片的なキーワードを見るだけでも何やらおもしろそう!と思わせるのが上手すぎww
そのままの企画で作品化したら売れそうかも?という感じで興味を惹かれる分、それに熱を上げる登場人物たちの入れ込みっぷりにも説得力が感じられました。
ラノベ原作→アニメ化という流れの作品という設定なのがまた個人的にツボりました。
作品について情熱的に語る登場人物たちのファン心理には共感できる部分が多く、テンションの高さにニヤニヤさせられてしまいました。
ちらほらと名言も混じっているようなww

展開的に正午と永遠が直接的に絡むシーンが減ってしまったのは少し残念ですが、
永遠のちょっとした仕草や言葉から滲み出て来る好意のオーラはしっかりと感じられたので良かったです。
ドキドキイベントもベタながら押さえてくる辺り、非常に安定感のある構成かなとww

そんな感じで着々と準備を進める永遠達ですが、このまま盛り上げムードで終わるのかと思いきや・・・ラストの引きの衝撃度合いがハンパ無いので、最後まで気が抜けません!!
わかりやすい伏線ながら更にその上を行く予想外の展開と、言われてからああ、あそこが伏線だったのか!と気付いて納得させられるような展開の両方が波状攻撃で楽しめるので、良い意味で打ちのめされました。
ラスト10ページでここまでゾクゾクさせられるとは完全に予想外ww

ラノベだけでなく、アニメも好きだという方に特にオススメです。
むしろ、普段ラノベを読まないタイプの方にも読んでほしい作品です。

気になった方は是非、チェックなさってみてくださいませ。


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