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偽りのドラグーン2巻の感想レビュー(ライトノベル)

2009年11月09日 20時18分17秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『偽りのドラグーンⅡ』(三上延先生原作、椎名優先生イラスト)が発売中です。

表紙はクリスとティアナ。
物憂げな表情のティアナと、凛々しい表情のクリスが対称的ですが、それぞれの特徴がよく表れていて本作のイメージにピッタリという感じがしますね。

お話的には、前回ラストで再度アダマスの罠にはまりそうだったクリスがやっぱり・・・という予想通りの展開と、ティアナに衝撃的な真実を告げられたジャンが、とある理由でティアナと行動を共にせざるを得なくなり・・・という予想外の展開が平行で進むような感じで、2種類のドキドキが同時に感じられるような内容でした。
更に、自信過剰で大きなミスを・・・というジャンの挫折&成長が描かれていることもあり、思わず、一筋縄ではいかない頑固で手間のかかるw登場キャラ達を応援してあげたくなるような気持ちになれるかと。

個人的には、ティアナとジャンの和解までにはゆっくりと時間をかけるのかと予想していたのですが、やや唐突な感もありとはいえ、じっくりとお互いへの理解を深める為の専用イベントが用意されていたので説得力が高いと感じられて満足でした。
ティアナがジャンを100パーセント自分の都合だけで利用しようとした・・・とまでは思っていませんでしたが、1巻を読み終わった時点では、結構冷たい女の子なのかな~?という印象があったのも事実。
それが、今回のお話を読んでいるうちに、自然とティアナちょー可愛い!という印象に変わっていくように描かれていたのが見事だったと思います。

ツンデレ、クーデレ、いじっぱりなのは見かけだけで、実は結構甘えたがりな普通の女の子の部分もしっかりと持っていて・・・というのはベタといえばベタですが、謎だった過去の戦いの顛末を明かしつつ、丁寧に感情の機微を描く事で、良い意味での王道らしさへと昇華させていった感アリ。
乗り手と騎竜のつながりが重要な本作において、ここの部分をおざなりにせず、ジャンとティアナ自身が自分達の関係を見直して選択をした点を明確に描いた事は、ラブコメ的にも、ストーリー的にも大きな意味を持ってきそうなので楽しみです。

また、クリスの清廉潔白な性格と人の良さについても、『予想以上に予想通り』という感じでニヤニヤさせられました。
ジャン自身は、クリスが女性だという事を理解してドキドキしつつも、まさか自分に対して異性として云々といったことには考えが及んでいない訳ですが、クリスのほうはどんどんジャンにメロメロになっていて・・・という雰囲気が良く出ていて、こそばゆかったです。
今回はなかなかタイミングが悪かったと言わざるを得ませんが、同室状態のドキドキハプニングはこれからも期待出来そうで楽しみ。
ティアナとの三角関係がどんな感じで描かれていくのか、次巻が待ち遠しいです。

今回も、ラストで衝撃の事実が!&大きな引きが!という締め方でしたが、その事実に対するヒントというか伏線事態は結構判りやすかったと思います。
1巻で説明されたものとはかなり状況が違ってきて・・・という部分はありますが、盛り上がりという意味ではうってつけのシチュエーションなので、どう続くのか気になります。

さりげなくイラストに描かれたグロリアが、思ったより可愛い感じだったのも好印象。
今回の描写で彼女の実力だけでなく、戦闘に際しての指揮能力や部下への接し方が見えたこともあり、魅力が増した感じです。
ジャンとの今後の絡みにも目が離せませんね。

気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。

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