学戦都市アスタリスク8巻の感想レビュー（ライトノベル）

MF文庫Jのラノベ、『学戦都市アスタリスク 08.　偶像峻烈』（三屋咲ゆう先生原作、okiura先生イラスト)が発売中です。

アニメ化決定ということで話題ですね。
意外というより、遂に来たか！という感じ(*´∀｀*)ポワワ

表紙は、紗夜とミルシェのお当番ヒロインコンビ。
組み合わせ的には意外な感じでしたが、結果的には良い出会いになったようでなによりでした。
ある意味貴重な、恋のライバルではない純粋な対戦相手という関係性なのも良かったのかもしれませんね。

お話的には、獅鷲星武祭に向けての猛特訓をクリアした綾人たちでしたが、シルヴィアと綾人の仲を誤解したチーム・ルサールカのメンバーに絡まれ、思わぬハプニングに巻き込まれてしまい…という展開です。

シルヴィアに引き続き、アイドルも戦う時代ということで、楽器型武装らしい攻撃スタイルが用意されていて楽しかったですね。
これは動くところと実際に歌っているところが見たいのでアニメはよ！という感じですが、1クール目の範囲としてはキツそうかしら。
スタッフさん、アニメ2期はよ！（気が早い）

まだまだ大会が始まったばかりなのに、強敵同士が潰し合う展開で驚かされましたね。
個人、タッグ、チームと、試合人数が変わることで取れる戦術も大きく変わってくるのが本シリーズならではの面白さだと思いますし、バンドだからチームワークも抜群というイメージに沿ったシナリオ運び&掘り下げもわかりやすくて良かったと思います。
ミルシェ以外のメンバーについては出番が少なくなってしまったのが残念ですが、紗夜の恋愛問題を間接的に解決する重要イベントにもなっていて一粒で二度美味しい感じ♪
というか、男としてなんらかの答えを出さないとヤバイというか、チーム戦の士気にも関わってくるところのような気がしますが、そのあたり、単なる都合のいい女とならずに済むように描いていって欲しいところですね。
幼なじみという属性はもちろん強いですが、身を引くフラグというイメージもあるので頑張って欲しいところ。

実際の勝敗だけではなく、主催者絡みの裏事情が大きく掘り下がったのも大きな見どころですね。
隠し事が多すぎてかなりダーティなイメージが深まった企業陣営ですが、綾人が戦う理由と密接に関わってくるところでもありますし、シルヴィアサイドの探求がどこまで進むのかも気になるので新情報に期待。
おそらくは、全ての真相を先に決めた上で順序立てて開示しているという事なのだと思いますが、登場人物や勢力が多いのでどこに一番注目すべきなのかがわかりにくくなってしまっている感は否めないかと。
用語集が巻末に増ページされたのは好印象でしたし、ラブコメパートとのバランスの取り方も難しそうではありますが、長期シリーズ化がほぼ間違いなさそうなシリーズ展開の仕方でここまで来た本作ですから、定期的に一番の芯となる出来事を掘り下げつつ盛り上げていって頂きたいところです。

ラブコメ的にも、バトル的にも、紗夜のお当番回&掘り下げとしては文句のない出来栄えで素晴らしかったです。
新武装&新発想で完全に一皮以上むけてくれて良かった良かった。
次巻はクローディア回となりそうですし、そちらへの期待も高まりますね(;゜∀゜)=3ムッハー


気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。

アニメ「学戦都市アスタリスク」PV



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