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いづれ神話の放課後戦争〈ラグナロク〉の感想レビュー(ライトノベル)

2015年08月23日 00時24分51秒 | ライトノベル・小説
富士見ファンタジア文庫のラノベ、『いづれ神話の放課後戦争〈ラグナロク〉—魔眼の王と屈服女神—』(なめこ印先生原作、よう太先生イラスト)が発売中です。

表紙は、ヒロインのブリュンヒルデ。
気の強そうな表情がいかにもツンデレヒロインといった感じでたまりませんね。
肌色面積の広い鎧姿がそそるぜぇ!(;゜∀゜)=3ムッハー

お話的には、10年前に出現した神々の争いに巻き込まれ、実の妹を失った主人公の雷火が、とある組織の力を借りて神格適合者が集う学園へと潜入。
強力な支配の力を持つバロールの魔眼を駆使して、因縁深い神々との戦いに望む……という復讐系バトルラブコメ展開です。

シリアスで重い過去の持ち主である雷火は、過酷な訓練をくぐり抜けたという設定に相応しい高い戦闘力と冷静な判断力の持ち主として描かれていてカッコ良かったですね。
復讐に燃えるダークヒーローというシチュエーションともマッチしていますし、素人ではなく、この道のプロならではの状況把握と決断&実行力とが高い水準で身についているので頼もしかったです。
時には非情な判断を下すこともいとわない彼ですが、親しくなった友人を始め、神の脅威から人間を守りたいという気持ちが強く、本人が自覚しているよりも情に厚い当たりも好印象。
能力的にはチート系主人公ながらも、それに溺れず努力して使いこなそうとするタイプなのも、地に足が付いている感じで良かったです。
イケメンで芯が強い男……これはヒロインたちも惚れてまうわ~w

有能なサポート役のマリアから、仕事上のパートナー以上の熱視線を受けても気付かない鈍感ぶりはいかにもラブコメラノベの主人公らしいですが、あれだけ毛嫌いしていた神の眷属であるブリュンヒルデと出会ったことをキッカケに、少しずつ心に変化を見せはじめるのが初々しくて(・∀・)イイネ!!
雷火に対する出会いの印象が最悪というか、もうお嫁にいけないレベルのドSな仕打ちを受けたはずのブリュンヒルデが、憎まれ口を叩きながらもいつの間にか雷火を意識し始めるのも、多少ご都合主義的ではありますが良い対比になっているかと。
ツンデレ×脳筋とか、これ一番扱いやすいチョロイン属性やでぇw
ぶっちゃけ、初対面なのに隷属強要からの◯◯の穴まで眺められる展開とか、完全にエロゲ過ぎて笑いましたし、これでオチるとかどんだけドM体質なんだよ!とも思いましたが、ネタバレ後の展開まで含めると確かに雷火に救われている部分も大きかったですし、切っても切れない関係であるシャロ先輩の存在が重なって来るのも上手い演出だったかと。
一粒で二度美味しいですわ~♪(*´∀`*)ポワワ

設定そのものも凝っていましたが、お話のギミックもしっかり練りこまれていたので良かったです。
ああ、おそらくサブヒロインズも何らかの形で代理戦争に関わってくるんだろうなぁと予想していましたが、それを更に上回る多重仕掛けな展開にゾクゾクさせられましたね。
特に、一件落着で今後の方向性も見えてきたなぁ!というラストに一番デカい爆弾が仕掛けられていたのは鳥肌でしたw

雷火自身が最後にどういう選択をするのか?や、バロールが最後まで大人しく協力してくれるのか?といった部分はお話の展開次第でどう転んでいくかわかりませんが、とりあえずは可愛いヒロイン達のお色気イベントを挟みつつ、私怨を原動力としながらも自分勝手な神々の野望を打ち砕く人類最後の砦としての活躍に期待したいですね。
あざといぐらいのお色気や中二病要素は人によって好みが分かれそうではありますが、メイン購買層の若い男性読者には受けが良いと思いますし、英霊系サバイバル&最強決定戦もの好きにも楽しめるかと。

気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。



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