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火の国、風の国物語2巻の感想レビュー(ライトノベル)

2009年01月03日 18時05分17秒 | ライトノベル・小説
富士見ファンタジア文庫のラノベ、『火の国、風の国物語2-風焔相撃-』(師走トオル先生原作、光崎瑠衣先生イラスト)を読み終わったので感想など。

今回活躍するのは、反乱軍の象徴こと風の戦乙女、ミーア。
難攻不落の城塞を、強力な風の魔術を用いてたった1人でブチ抜く姿が圧倒的です。
不可能を可能にするその強さが、反乱軍の兵士達の心の寄りどころとなるのも頷けます。
(*^-^)b

ただの綺麗で可愛いだけのキャラというのもそれはそれで良いですが、彼女の様に、自分で考え行動するタイプのキャラの方が、人々の導き手としても相応しい感じですね。

しかし、強力な魔術の行使は、時として術者の生命を削ってしまうことに。
文字通り命懸けで兵士達を率いる彼女の姿は、英雄と呼ぶに相応しいかと思います。

そんな彼女が主人公アレスの前に立ちふさがるという訳で、シリーズ2巻目なのに盛り上がり方は半端ではありません!
\(^_^)/

アレスはアレスで他の貴族に疎まれたり、罠にはめられたりしそうになりながらも、パンドラの助言と自らの信念で苦境を切り開いていくという王道的展開です。
王国と、敬愛する王女クラウディアの為に、危険を省みず戦いに赴く姿がカッコヨスです。

今回はクラウディア自ら、アレスに馬が与えられますが、やはり強い騎士や武将には、名馬の存在が欠かせませんね!
早速その馬が活躍するシーンも描かれますが、とても効果的な演出だと思いました。
最も、それよりも嬉しいご褒美が与えられた事の方が、アレスにとっては重要だったかもしれませんが。
(≧▽≦)ゞ

戦場を縦横無尽に駆け巡るアレスの活躍を見た人々が、彼を真の英雄、だと認めていくのもまた道理といったところでしょう。

『風の戦乙女』と『赤の悪魔憑き』。
ともに両軍を代表する英雄となった、ミーアとアレスの激突!
前回とは違った真っ向勝負の行方や如何に?

1巻では明かされなかった反乱軍の内側についても、2巻では多く語られているのもポイントです。
特に指導者であるジェレイドは、頼りなさげな姿とは裏腹に、神算鬼謀の使い手。
物語終盤に明かされる彼の策には唸らされました。
ミーアと共に反乱軍の両翼を担うに相応しい実力だと言えるかと。

アレス自身がいくら無双の強さを持つとは言え、軍同士としての戦いは1カ所にとどまりません。
質に劣った反乱軍の兵士達をどう戦わせるのか?というのも本作の見所ですね。
ジェレイドの用兵が光り、戦局が常に入り乱れるからこそ、両軍において英雄が待ち望まれ、その活躍がより輝きを増す、と言えるのではないでしょうか?

英雄が乱舞し、策謀が渦巻く戦場。
戦記モノの醍醐味が余すところなく盛り込まれた良作です。
気になった方は是非お読みになってみて下さいませ~。



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