自業自得の結腸癌

菌状息肉症と結腸癌、2つも癌を抱えちゃったけど、病気のおかげでかえって人生が豊かになった気がするよ。

XELOX療法、終わりました。正直言って・・・

2013-01-28 | XELOX療法

昨年6月から始めた化学療法、XELOX療法8クールが終わった。
というか、最後はもうゼローダだけの内服で、それすら数日残してやめてしまった。

途中で肝機能低下や骨髄抑制(白血球数の減少)などで中断しいしい、
結局半年の予定が約8ヶ月かかった。
本当にあっという間の8ヶ月だったな・・・。
副作用を気にしつつも、仕事を続けられたのは
家族や友人や職場の励まし&サポートのおかげ。
本当にありがたかった


終わってみて、そして振り返ってみて思うこと。
正直、「やらなくてもよかったかも」
「やらなければよかった」と認める勇気はまだないけど。

本当は複雑な気持ち。


XELOX療法が終われば、もう病院でやってもらう治療はないから、
これから先、再発予防は自分でしなければならない。
なんていうと、これまでまったく他人任せだったことがバレバレだけど、
超ものぐさな私は、化学療法が終わってようやくしぶしぶと
重い尻を夫に叩かれながら少しだけ浮かせ、
本を読んだりネット検索をしたり勉強を始めた。

そこで見つけたサイトがこれ。まだ勉強中だけど、得るものは大きいという予感

(1)素問八王子クリニック →院長の真柄先生の著書は衝撃的かつ救いとなるバイブル

(2)銀座東京クリニック →放射線治療や化学療法など現代西洋医学に寄り添う漢方がん治療はかなり心強いかも
   院長の福田先生のブログは図が満載でわかりやすい。

(3)Dr.新谷の健康長寿法 →食事療法を考えるうえでぜひ読んでおきたい著書が複数

中でも(1)の真柄医師の本を読むと、「抗がん剤は必要ない」という主張に納得してしまう。
抗がん剤治療を受けておいてこう言うのも気が引けるが、でも、受けたからこそ、
あの副作用のつらさと効果のバランスに疑問を感じてしまうのだ。
特に私のようにステージ3b、つまり今体内に画像上見えるガンはどこにもない状態では、
抗がん剤の効果は実感することは不可能なのに、副作用ばかりが襲ってくるわけだし。


術後回復してからというもの、術前までと同様、食べたいものを食べてきた。
肉も魚も乳製品も甘いものも。
でも、これからでも遅くはないと思うので、まずは食事を見直したいと思う。
知識としては、肉や魚や乳製品や甘いものが
ガンを誘発あるいは促進するものだと知っていたけど、
なかなか納得する理論に出会えなかったのが、真柄先生の本を読んで腑に落ちた
と同時に、やる気になったのだ
(2)の福田先生のブログを読むと、「やっぱりそうなんだ」とさらに確信できる。


ガンの次の敵は「無知」ということなんだな。
いや、無知であることがガンを引き起こすとも言えるんだから、
無知以上に怖いことはないのかも。。。


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XELOX最終クールに入ってます

2013-01-20 | XELOX療法


1月11日(もう1週間以上前だがな~)久々の診察。
1ヶ月以上の休薬期間のおかげで、血液検査の結果は異状なし。

前回の副作用: 吐き気、嘔吐反射(でも吐かず)、2週間も続いた食思不振
両手足の指先のしびれ、両かかとのしびれ、まぶたのけいれん
背中・胸・首・顔面の痛み、舌炎と口の中のざらつき、味覚障害

手帳に書いておいたこれらの副作用を列挙したら、
主治医のT先生は「ここまでやったらあと一歩だから、という考え方もあるだろうけど
もうここまでやったから、あと1回やらなかったからどうだということもないでしょう。
どうしますか?どちらでもいいですよ」と。

そこで、私は待ってましたとばかりに
「じゃあ、ゼローダの内服だけで」と提案。
主治医は「あ、そう。いいですよ」と快諾。
8クール目はエルプラットはなしでゼローダのみ2週間内服。

いつも何でもいい加減な私にはぴったりの妥協案じゃないかと自分では満足している。
中途半端な私にピッタリ

ゼローダは遅発性の地味~な副作用があるけれど、
仕事を休まなくてはならないほどつらいものではないので、
なんとか全部飲み切りたいと思っている。


T先生は「アニーさんは結構副作用つらかったかもね」と同情して下さったが、
私が「でも、ネットで同じ治療を受けている人のブログや書き込みを見ると、
私など軽いほうでよかったと思います。」と言ったら、
T先生曰く、「ネットに書き込むのは重い人が多いんだから。
なんでもない人はだいたい書き込まないし。
XELOXでは、副作用がたいしたことない人いっぱいいるんだよ。」と。

ふぅ~ん、、、そういうもんなんだ、、、。



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味覚障害でお菓子をゲット?!

2013-01-10 | 日記


前回の抗がん剤で口の中がざらざらになったが、
どうも味覚も鈍麻したような気がずっとしてならなかった。

素材の味はよくわかるんだけども、“甘い”と“塩辛い”が狂ってしまって、
化学療法直後から約半月は、何を食べても「甘く」感じ、その甘さが気持ち悪かった。
お菓子の甘さは大丈夫なんだけど、料理の甘さは気持ち悪くてダメ。
関西出身の私は、味付けは甘口だけど、この1ヶ月は夫好みの甘みのない味付け。

そして甘さに対する過敏と同時に塩気に対して鈍くなり、
塩味がついているのに「味がない」といつも不満。


年末のある日のことだった。
職場の売店で買ったサンドイッチを昼食に食べた時、
卵のも、ハムカツのも、野菜のも、とにかくどれも味がしない。

ってか、素材の味はちゃんと感じるのに、調味料の味がしないもんだから、全然おいしくない
いつも事務所内のテーブルのあるところで数人のリハスタッフと一緒に食べるんだけど、
自分の味覚がおかしいのか、本当に味がついてないのかどうしても知りたくなり、
その場にいた一人にひとくち食べてもらった。
そしたら、その人も「ほんとだこれ、味しない」と言い、
ちょっとした騒ぎになった。

某有名製菓(製パン)会社のそのサンドイッチ。
その場にいた人たちは「クリスマスケーキを作るのに人員が取られて、
サンドイッチ作る人手が少なくなって、調味料入れ忘れたんじゃない?」
とか冗談を言い合って笑っていたのだが、味見をしたYさんが
「ねえねえ、そういうのってその会社に苦情を言ったほうがいいんじゃない?」と言い、
そしたら男性職員のNさんが、「あ、じゃあ私が電話しましょうか。」とか言って、
その後は、品物代の返金はあるのだろうかとか、返金以外におまけがあるだろうとか、
あーだこーだ話が盛り上がっているうちに昼休みが終わって解散となった。

そして年が明けた先日。
Nさんがニヤニヤしながら私の部屋に菓子折りを持って現れた。
「えへへ。これ。アニーさんに○○製パンからおわびのお菓子」と。
私は暮れの出来事をすっかり忘れていたので、すぐには何のことだかわからなかった。

そしてお昼にまた事務所でそのお菓子を開け、おわびの手紙を回し読みしてひとしきり盛り上がった。
でもさ、本当に調味料が入ってなかったのかはわからない。
おそらく、ちゃんと工程は経ていて、味付けはされていたと思う。

だって・・・
別の日に、別のコンビニで買った別のサンドイッチも味しなかったんだもん
私の味覚が鈍っているに違いない


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昨年を振り返って・・・職場への感謝

2013-01-05 | 仕事・職場


昨年は、年度が替わった途端に子宮筋腫と大腸ガンが発覚。
「手術まで待たせません!」を売りにしている病院に紹介され、
ガン発覚から手術まで半月というスピードで事態が進み、
「ガンになった」とショックに浸る間もなかった。

そして術後の痛みもまだ消えないうちに、
「ステージⅢbの進行癌です。化学療法を受けますか?」
となり、その場で「受けます」と即答し、
「いや、まぁ、そう焦らずにご家族ともよく相談して」と主治医に言われ、
でも、それからまた半月くらいで化学療法が始まった。

その後は、予想もできなかったような副作用に見舞われ、
泣いたり、唸ったり、うめいたり、愚痴ったりしつつも
職場の上司や同僚に支え、励まされながら仕事も続けられた。


特に新年度とともに上司が替わり、まだ馴染みもないうちに
長期の病気休暇を相談したのだが、この上司には術前に
「職場を挙げて応援します。」とメールを頂いた。そして、
化学療法が始まり、休みがちな私が「休んでばかりで申し訳ない。
こんな状態では退職したほうが良いと思う」と申し出たら、
「いやいや、誰にでも起こりうることだから。
無理することないけど、気晴らしに仕事に来なさい。」
とまで言ってもらい、私は図々しく涼しい顔で職場に居座った。

確かに、少しムカムカしたくらいで仕事を休んでしまった日は、
家でゴロゴロしながらずっとそのムカムカと向き合ってしまい、
同じくらいムカムカしていても出勤した日は、
仕事をしながらいつの間にかムカムカを忘れていて、
まさか「気晴らし」のつもりはなかったけれど、
「仕事に行かなくちゃ」という気持ちにずいぶん支えられたのは事実だ。

同じST(言語聴覚士)の仲間には、突然休むことになって
診療を代行してもらったり、患者様に休みの連絡をしてもらったり、
出勤した日でもさまざまな業務を先回りして引き受けてくれて、
どれほど助けてもらったことか・・・。
臨床心理士さんたちからは、勇気の湧く励ましの言葉を
折に触れ掛けてもらった。

感謝の気持ちを言葉にはし尽せない。
今年、恩返しができるかしら・・・。
できるように頑張りたい。




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新年が明けて・・・

2013-01-05 | つぶやき

遅ればせながら・・・


新年あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願い致します。

昨年は、このブログを通してブログ村で心温まる交流があり、
多くの方々に支えて頂きながら
時には「過酷な試練」とも思える抗がん剤の治療を
へたりつつも乗り切ってこられました。
本当にどうもありがとうございました。


私は大腸がんになってしまったけれど、
腕の良い外科医に上手く手術してもらい、
その後は話の分かる優しい外科医に化学療法を担当してもらい、
職場では、私が働き(休み)やすいように最大限の配慮をしてもらって、
友人たちや、ブログ仲間の皆さんからは心強い励ましや助言をもらって、
だから、こうして元気に新年を迎えることができたのです。

だから、今年は本当に多くの人の役に立てるよう努力したいし、
実際お役に立ちたいと心から願っています。

今年も皆様からの叱咤激励をお願いいたします。




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