平成18年頃だっただろうか、
私はある人から『リンパ球バンク株式会社』を紹介され、
京都まで診察を受けに行ったことがある。
当時、菌状息肉症の治療が奏功せず、
進行に怯えていたということは確かにあったが、
かといって、数百万円もする治療を受ける気もなかった。
でも、診察とカウンセリングは無料だというので、
とりあえず、話を聞くだけでもと思い、
夫と二人、京都の診療所を訪ねた。
結果的に、菌状息肉症を治療したという前例がなく、
病気の性質上、免疫療法が逆に「寝た子を起こす」可能性もあると、
治療費を心配する前に断られちゃったんだけども。
ただ、その時先生から
「免疫力を測定して、データの蓄積に協力してもらえないか」
と言われ、通常５万円以上はする血液検査を
無料でやってもらった。
血中のＮＫ細胞数で、免疫力を測るというのだ。
評価は１０段階で、健康な人はだいたい４～９。
癌になる人は４～６に多いという（曖昧な記憶だけど）。
私ときたら、なんと「３」だった。
免疫力が低すぎではないか？
２種類もの癌になったというのは、納得がいくわ。
そういえば、その時私はサプリメントに興味を持っていたので、
サプリメントの効果について先生に尋ねてみたら、
「どんなサプリメントを摂ろうとも、
せいぜい“風邪をひきにくい”程度に思っていた方がいい。
サプリメントで癌が治るなんてことはない。」
との答えだった。
そして、「バランスの良い食事が大切。同じ物ばかり食べず、
また同じ産地のものを摂り続けず、色んな産地のものを」
と言われた。
確かに、土壌汚染や農薬のことなど考えると、
特定の産地のものが果たして「安全」だと言い切れるのか。
だから、私はトマトもじゃがいもも、
いつも北の産地、西の産地、あちこちの物を買っている。
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