くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

ゾウと泳ぎにアンダマン(5) やっとダイビング Passage Island

2010-04-13 08:17:21 |  ダイビング
2010年3月24日(水)

日本出発後3日めにして、やっと来の目的であるダイビング!
アンダマン諸島での1本目は、パッセージ島周辺のFish Rockというポイントだ。



魚影が濃さそうなひびきで、期待大。

が、エントリーしてみたら、「なんじゃこりゃ?」な緑の海でテンションが下がる。しかも、ロックは、ナンヨウキエダサンゴがまばらについている程度の不毛系。


さらに、茶色い巨岩ゴロゴロな水底は、色合いも地味だ。

Fish Rockの名のとおり、魚影は濃い。エヴァンス、クマザサハナムロにつっこむカスミアジ、ハタタテダイ、ヨスジフエダイなど、いろいろ群れてはいるが、普通種のオンパレードでおもしろみがないのと、なにより透明度の悪さで損をしている。あとは、タイマイ、バラクーダたち(シパダン育ちとしては、群れとはいえない)、タテキンyg、タマカイといった、タンクを1回カン、ダイビングベルならベルを一振りシャン程度ですむマリンライフだった。







ダイブマスターは、パヌニーヨットからの日本人ガイドだが、アゲインストもおかまいなしに、泳ぐ、泳ぐ。前に進むことしかしてくれない。そしてめったに止まらない。数少ないストップ時に教えてくれたのはサザナミヤッコとクダゴンベ。自分で見えてる。だから、私たちも、常時流れにさからって泳ぎっぱなしで、ジョギングのようなダイビングがだらだら続く。ブリーフィングで「はぐれたら負けと思ってください」と、やや大げさに言われていたので、人情としてはぐれたくはなく、あとについて泳がざるを得ない。確かに、変な場所で浮上して流されたら、誰もみつけてくれなさそうな海域だ。アベレージが深いダイビングで泳ぎ続けるものだから、浮上する頃には残圧10。私だけではなく、みんなもRED ZONEや、もうない!って状態に陥った。みんなエキジット後、ブーブー言っていたが、ダイブマスターは、そんなことはどこ吹く風。彼的には、なんしても1週したかった根を1週できたとご満悦だったようだ。完璧KY。

2本目もFish Rock。1本目で、根を1週した私たちにしてみれば、「え~!?また?」といった気持ちだ。みんな「1本目のようには泳ぎたくない」趣旨を、笑顔でDMに伝えるが、結局、2本目も、ジョギングダイダイブ。DMの意図は、どうもポイントマップ作成にあるようだが、であれば、私たちは人柱。これだけ魚影は濃いのだから、さがせばきっとマクロ系もいろいろなものがいそうだが、それもままならない。ツムブリの群れがやってきたくらいで、前のダイビングとあまり変わらない。ロックには、モンツキカエルウオがいたが、ロック上はうねりが強く、あーれーと、バランスをとろうとしているうちに、さっさとモンちゃんは引っ込むのだった。

気をとりなおして3本目、と思ったら、またもFish Rock。衝撃。
シパダンのバラクーダ・ポイントとか、パラオのブルーコーナーのように、1日3本潜っても楽しめるポイントとは違うぞ。
とどのつまり、パッセージ島まわりには、ここくらいしか、ポイントが確立されていないようだ。
ディンギーからバックロールで入ると、何もないところだった。そのあとまばらなバラクーダの群れが出てきたが、根に近づくにつれ、海は 緑色。緑色の水底にも、またウメイロモドキ。そして、3本目にして、この日、いちばん水深が深いダイビング。だめじゃん。30m以深を、けっこう長きにわたってさまよい、空気を選んだ私には、窒素がたまるだけの不毛ダイビング。
パヌニーヨットでは、Nitroxが主流だが、こうしたアベレージが深いダイビングにはNitroxでないと潜りにくい。私たちだけ、他のチームとは違う場所で潜っていたようで、どうやら、変な場所に降りてしまったようだが、DM的には、ポイントマップがのびたとご満悦。





4本目もFish Rockで潜る方向だったようだが、みんながネガティブだったことで、Sister Islandというところに移動した。エントリーした場所だけ、ハードコーラルがきれいだったが、その後は、砂地にところどころロックや、地味目のサンゴが点在するポイントで、後半は鳥目にもなり、よく見えなかった。Lonely Planetによれば、アンダマン諸島は、インド本土から1000キロ以上離れているのに、インド本土と同じタイムゾーンを採用しているので、午前4時には夜が明けて、午後5時には日が暮れるのだという。16時半スタートで、Exitしたときには、もう日が暮れていた。





手つかずの、健康な海だけれど、なんだか残念な初日だった。


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