くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

9月、シパダン、セレベス・エクスプローラー(9) 9月24日(土)シパダン・ウィーク6日め

2011-11-07 20:20:37 |  ダイビング
友だちの下船タイムは5:30。
見送らなくちゃと、5:20になんとか起きてラウンジへあがった。
友だちは、ゆうべタンドゥアイを飲んでいるときから、ノドが痛いと言っている。
酒でノドをやられたのか、風邪なのか?
まあ、もう帰るだけで、よかったね。
今朝はC/Eの送迎ボートが出ず、SMARTのボートでセンポルナに戻るそうで、下船後、マブールで、半端なく待ち時間があるらしい。
いつも私たちをなめつつも、いろいろつくしてくれるエリエルも、オフで下船。
ぼーっとした頭で、ふたりを見送り、かれこれ午前6時。


毎朝、6時10分に超薄切りケーキとサバティー→1st dive→ラウンジのエアコンききすぎに「寒い~!」と叫んで部屋に戻り、シャワーを浴びて朝食→休憩のサバティーとクッキー→2nd dive→ラウンジで「寒い!」と叫び部屋に戻り、シャワーを浴びて、水面休息のサバティーとクッキー→3rd dive→ラウンジで「寒い!」と叫んで部屋に戻り、シャワーを浴びて昼食→休息時のサバティーとクッキー→4th dive→ラウンジで「寒い!」と叫んでも、おやつ(だいたいバナナフリッター、ときどきおいもフリッター)をひとつつまんでから部屋に戻り、シャワーを浴びて、冷めたおやつをもうひとつ→タイガー→ディナー→タイガー、ひたすらこのサイクルを繰り返している。
昼寝は1回しかしなかった。
水中も、ざっくり言えば、バラクーダとギンカメとカンムリブダイの群ればかり見ている。
打ち上げ花火的なものは何もないが、不思議と悪くない単調さである。
でも、この規則正しい生活も、今日でおしまい。

シパダンの海はきょうも静か。






さげてるから、1本目はきっと楽しいだろうな。


「最終日なんだから、バラクーダ・ポイント3本勝負か、バラクーダ・ポイントとスタッグホーンかサウスだけにして!」とジェリーに懇願、むこうにとっては脅迫?
ジェリーは、「ミッドリーフ、タートルパッチ、コーラルガーデン」と地味なポイントを列挙。


1st dive バラクーダポイント
エントリーしたところにナポレオンがいて。
Deepからギンガメをみあげ

タマカイがいて
グレーリーフシャークをみたら

きょうもバラクーダ

リーフの内側には、カンムリブダイがいたが、ちょうどロウニンアジに追いかけられていた。

ロウニンアジに追われていった一団のあとにいたグループは、まったりしてて動かない。

そして浮上。





2nd dive バラクーダ・ポイント
「またバラクーダ・ポイントがいい!」とか、「バラクーダ・ポイントでなければサウスにして!」だとか、あーだこーだ要求したら、ジェリーは、「ボートマン!ミッドリーフ!」
そう言ったわりには、ボートマンに「どこ行くの?」と聞かれたジェリーは「カンビンポイント!」
カンビンって、マレー語で山羊のことだよなあ、と思っていたら、着いた先はバラクーダ・ポイント。

ロウニンアジからスタートし、深度を下げると、上空にギンガメ。


バラクーダふたたび。


バラクーダは、ぐるぐるまいていたり、

走りモードだったり、

群れの形、動きがどんどん変わる。












バラクーダが去ると、締めにカンムリブダイが現れた。


みんな浅瀬にいるが、一部、ダイバーに臆することなくやってくるやつらもいる。




そして、またまたやってきたバラクーダ。




Exitすれば、屋根のない船…。



3rd dive バラクーダ・ポイント
またまた「カンビン・ポイント!」と言っている。
よしよし。
カンビンポイントに入ると、ギンガメがぐるぐる。
バラクーダ・ポイントも、ドロップ・オフよりの浅瀬からずどんと落ちている壁からエントリーするパターンと、壁が切れた棚の上でエントリーするパターンがあり、壁から入るのがカンビンなのかな?
時間は正午過ぎ。
強い日差しが海の中に入り、浅瀬のギンガメが、超きれい。
さっさとジャンプしたので、皆が来るまで、しばらく水面で、白く光るギンガメを見ていた。








徐々に深度を下げる。








かれこれ20分以上、ギンガメを見ていた。
ダイビング後半は、平凡そのもの。特別なことは、何もない。








老若ナポレオン、数多く登場するが、最後のは、青々とでかい個体で上昇志向。





その後、また深い方へと、クールに去っていった。


ナポレオンを見送ったら、私たちのダイビングも、これでおしまい。
6日間、平凡すぎるシパダンだった。
9月は、ハンマーの季節。
過去の栄光よふたたびで、大群を期待したが、1匹たりとも見られなかった。
でも、やっぱりシパダン。
11月にバァ環礁クルーズの予約をしてあり、帰ったら、同僚との熾烈な年休争奪戦が待っていたが、なんだかもう、ぐるぐるマンタのことは、どうでもよくなってしまった。
今年のぐるぐるは、シパダンのひたすらギンガメとバラクーダでおなかいっぱい。
ハニファルベイ、来年からはSCUBAで入れないというが、SCUBAがだめなら、スキンでいいじゃない。
マンタもジンベイもいないけれど、私にとっては、やはりシパダンに勝るものなし。

エキジット後、船はまた、さっさとシパダンを離れ、センポルナへ帰る。
今日乗っている人々は、洋の東西を問わず、全員が明朝下船である。
私の予約も、C/Eに今夜もう1泊だが、いつものように、C/Eでのラストナイトは放棄してタワウにゆく。
なので、ボートを降りたら真っ先に器材洗いをしたかったが、完全に出遅れた。
ホントは時間がないので、譲ってほしいとお願いすれば快く譲ってくれそうな方たちだが、皆、シニア。
アラカンの方たちに、さすがにそれは言えなかった。
器材を気休め程度にゆすいで、炎天下のトップデッキに干しにいくと、みんな思うがままに干していて、いい場所はとられてしまっているし、ダイブステーションからトップデッキまでびちょびちょなので、ちょっといらっ!
でも、気をとりなおして、乗船中、最初で最後のビアランチ。
センポルナまで約3時間半。
ラウンジで、可能な限りのパッキングをして、あとは、ダイビング器材が少しでも乾くのを待つ。
器材をなんどかチェックしにいくと、つど、BCの水が抜けきってないことや、ウェットの袖口など先端がしっとりしていて、ブルーになる。
パッキングをぎりぎりまで完了できないのは、けっこうなストレスである。まあ、今晩、ホテルで盛大に洗うからいいか・・・。
センポルナの景色がくっきり見えて来たら、ばたばたとパッキングを完成。
船が泊まると、あわただしく恒例の記念撮影をして下船。
シパダンから離れることはさびしく、船を降りられることは、本当にうれしい。
とはいえ、新艇の就航予定は未定のようだし、シパダンに、どこよりも多く潜らせてくれる限り、ぶつぶつ言いながら、C/Eに何度でも戻ってこよう。
また船上の人になるのは、時間の問題。
とりあえずは、マタライネン!


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