くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

台風ニモマケズ(?)沖縄 2018年10月(1) ノンダイバー化の3日間

2018-10-22 21:59:46 |  旅行
体育の日3連休は沖縄本島なのに、台風25号がやって来る!
20時で山手線を終電にした台風24号、チャーミーが去ったばかりなのに。
それでも、とりあえず、行ってみることに…。


10/3(水) JL925 羽田19:35 沖縄2210
当初は、10/4の朝出発して、午後から潜る予定だった。
ところが、出発日が近づき、台風の進路が沖縄寄りに急カーブする予報に。
それでも10/4は潜れそうということで、確実に那覇入りできるように、10/3の最終便に急きょ変更してまで出発することにした。
10/4は、朝早い便を除いては、沖縄ゆきはすべて欠航になって、3日夜発の決断が良かったんだか、悪かったんだか!?
とにかく那覇に飛んできてしまった。
着陸時は、いつになくドスンと来たけれど、ゆいレールのホームをめざす間は、風は強いものの、雨はたいしたことはなかった。


10/3 Mr.KINJO in VIOLETTE East Town
ところが旭橋に着くと、土砂降り。
日頃の行いのなせるわざ!?
きょうのホテル「Mr.KINJO in VIOLETTE East Town」までの、わずか3~4分の間に、どんどん雨足は強くなり、靴は水没。
このあたり、うっすら土地勘はあるけれど、ほとんど意味をなさない折り畳み傘をさして、台風の予報で送るに送れなかった荷物に翻弄されながらiPhoneにナビさせていたら、iPhoneのやつ、間違えてくれて(まあ、よくあることだけど)、ホテルを通り過ぎていた。
雨足は強くなる一方で、ホテルどこ!?と半泣き。
この旅を断念せずに、今、那覇でこうして雨に打たれていることを、やっちゃった…と思うと同時に、それでも、年休に何もせず東京にいるなんて、私の辞書にはない!と思ってみたり。
ビルの駐車場に入って落ち着いて地図をみたら、Kinjoはな~んだ、って場所にあり、最初から、地図よく見とくんだった…。

Kinjoにたどり着くと、石川インター同様、フロントは外国人。
西アジアや中東あたりの人と思うが、日本語堪能。
宿泊費は、オープン記念の5000円で、なんの迷いもなくクレジットカードを出したら、現金のみとのこと。
WEBをよく見ると、同じMr.Kinjo仲間でも、クレジット決済ができるところと、できないところがあるので、事前に要チェック。
ゆいレールからも那覇バスターミナルからも近いので、ユクエスタ並みに便利な立地ではある。

部屋は4階。
エレベーターで上がると、通路は風ゴーゴー、音がすごく、すでに立派な嵐で、やばい感じがする。
そして、ベタにYou are my SOUL!SOUL! とA・RA・SHIが頭の中をまわりはじめた。

さて、Mr.KINJO in VIOLETTE East Townの部屋は、まあ、Kinjoスタイル。(って、石川インターしかしらないけど)


でも、冷蔵庫がベッドに近いし。


ソファは、一人掛けの小さなものだし。


流しと洗面が隣り合ってるし。



洗面は、浴室横にあってほしいもの。

玄関横の引き戸を開けると、


洗濯機とトイレが同居の不思議空間。


そして、トイレの右手にバスルーム。


クローゼット(?)スペースは、もっとハンガーほしい。

まだ新しいから清潔感はあるけれど、動線が微妙で、居住空間的にはいまいち。
1泊だから、影響ないけれど。
なにより、びしょ濡れになった服を洗濯できたのも、さらに、家では電気料がいくらかかるかこわくて使えない浴室乾燥機能で、完璧に乾かせたのも、同価格帯のビジネスホテルに泊まるより、バリューがあるのだ。


嵐のジャッキーステーキハウス
Mr.KINJO in VIOLETTE East Townはジャッキーに超近い。
ずぶぬれついでに、悔しいから、深夜のステーキへGO。
悪天候もあるが、いつ来てもこの時間帯は、地元の人主流で、待ち時間なく、すぐに入れてよい。





肉の味だけでおいしくいただく。
真夜中のステーキという、背徳感が、よりおいしいものにしているんだと思う。


10月4日(木)
あくる朝。
空は鉛色、雨ザーザー、風ゴーゴー。
雨は強くなったり弱くなったりを繰り返す。
さすがに、三笠食堂に行く気にはなれず、少し雨が弱まったスキにコンビニへ。
ホテルの玄関にあったビニール傘を拝借して、外に出ると、秒殺でオチョコ。
でも今どきのビニール傘はおちょこになってもすぐ元に戻る。

最寄りのローソンへ行くと、台風前で、パンなど品薄。
ファミマまで足をのばして、「チーズミートタコライス」ってのにしてみた。

お味はいまいち、でも、部屋にチンがあるのはやはり便利。

さて、今回は海に行く前にカットをしようと、朝から豊見城にあるサロンを予約してあった。
なにしろ、初日のダイビングは、サンセットとナイト、くらいのつもりでいたから。

ホテルを出たあと、やっかいなのがダイビング器材。
ゆうべフロントで、「チェックアウト後、荷物って預かってもらえますか?」とたずねたら、アジア系スタッフは、「清掃の人がいればお願いできるかもしれません…」ですと。
Mr.Kinjoは、15時から24時の間しかフロントに人がおらず、チェックアウトは鍵をポストに入れるだけの仕組みなので、アウトは誰も立ち会わないのだ。
このあたりが、Kinjoの不便なところ。

結局、清掃の人に会うこともなく、仕方ないので、旭橋駅のコインロッカーへ荷物を入れることにした。
コインロッカーは、今は改札の内側にしかなく、駅の人に、「すみません、中のロッカーを使わせてください」と構内に入れてもらう。(快く入れてくださる)
そして、雨はたいしたことないが、強風の中、バスでサロンのある豊見城へ。
バスの降車時、私がOKICA(沖縄のICカード)をタッチするタイミングをミスってしまった。
すると、ドライバーのおっさんは、超塩対応なうえに、ガンまで飛ばすありさま。
こちらが非を認め、謝っているのに、いつまでもガン飛ばしてくるので、名まえ覚えて、沖縄バスにちくろうかと思ったほどだ。
カッカしながらバスを降りると、幸い、雨はやんでいたが、ゴーゴー吹く風同様、私の怒りも嵐のごとく。

サロンに入ると、スタイリストのチャラめのお兄さんの「来れるのかなと思ってたよ~」との笑顔に、やっとなごむ。
「きょう、これからダイビングなんですよね~」と、もう、笑うしかない…。
この時点では、まだ、1パーセントくらい、きょう潜る気持ちが。
だって、台風最接近はあした。
台風が来る日までは、ぎりぎり潜れるとか、去ったあとのほうが問題と、常々聞いていたし。
予約していたサービスからも、風のあたらないポイントで、なんとか潜れそう、ただ一刻を争うので、できるだけ早く来てくださいと言われていた。
でも、カットをしている間に、店内にあるスマホからいっせいに緊急速報がけたたましく鳴り響き、「那覇市全域 避難準備・高齢者等避難開始」のアラート。
豊見城市版も来た。
ダイバーでもあるスタイリストさんに「ダイビングはやめなさい!」とさとされる…。
カット後、「いちおう巻きましょう!」ってヘアアイロンに手を伸ばすスタイリストさん。
「いやー、風強いからきょうはいいです。」と店を出る。
「今降ってませんよ!」と、見送りに出てくれるスタイリストさん。
でも、外に出たら強風ビューで、一瞬でストレートの髪もぐちゃぐちゃになり、「もう崩れた!」と笑うスタイリストさん。
那覇に戻るバス停に向かうわずかな時間のうちに、また豪雨。
この界隈、前から気になるそばややタコス屋があるので、雨宿り目的で、昼ごはんしてから那覇に戻ろうと思ったけれど、閉店していたりで断念。
旭橋に戻って、いつものじんごや60で野菜そば。


腹ごしらえがすんだら、いざ、石川へ!
ゆいレール旭橋駅へ荷物を出しに行くと、本日ゆいレールは14時半で運行終了と知って、ちょっと危機感。

新しくなった那覇バスターミナルも、風がびゅーびゅー吹き込むは、水たまりだらけだわ…。
バスの時間にあわせて、停留場に行ったが、バスは軒並み遅れていた。
20分くらい遅れ名護ゆきのバスはやってきた。
若いドライバーのおにいさんが、私のダイビング器材を見たら、すぐに降りてきて、下のトランクルームに入れてくれた。
さっきのバスドライバーとは大違い。



Mr.Kinjo 石川インター
石川に着くと、バス停前の路肩には巨大な水たまりができていた。
トランクルームの前、人ひとり分くらいの場所だけは水がなかったので、素足にクロックスだった私は、「自分で荷物運ぶので、そこにおいてください!」と言っているのに、優しいドライバーさんは、革靴の足をびちょびちょにして、水たまりに踏み入り、荷物を運んでくれて、まじ、天使。

石川インターからKinjoは、歩いても3分くらいだし、暴風雨に打たれることを決意していたが、ダイビングは中止なのに、前半2日間のダイビングをお願いしていたサービスが、バス停までわざわざ迎えに来てくれた。
そして、「あなたはこれから災害にあうのです!」と、買い出しに連れて行ってもらうが、Max Valueも品薄になっていた。
とりあえず、飲料水、停電したときに、食べられそうなものと思うが、パンはない。
パンがなければ、お菓子じゃダメだ。
停電になるまでは、電子レンジとケトルが使えるので、レトルトごはんとおいシーサーのアーサ茶漬けの元、ポッカのじっくりことことコーンスープ、わらにもすがる気持ちで食べているガセリ菌ヨーグルト、停電になったら。そのままでも食せるオキコラーメンで生きのびることにした。

さて、3度目のMr.Kinjo石川インター。

フロントのアジア系の男子が、「今回は台風で大変ですね。」と、顔を見るなり社交モード。
「どちらのご出身ですか?」とたずねると、ベトナムだと言う。
「ベトナムからじゃ、先週の台風、こわかったでしょう?」と聞くと、「はい、とても。ベトナムだったら、家がぜんぶダメになります…」と苦笑。
「学生さん?」とたずねると、「いいえ、社員になりました。」なんて会話。
そして、何も要求しないのに、お風呂とトイレが別の部屋、台風の風当たりが、少しでも少なそうな部屋と、いくらかでも条件のよさそうな部屋を探してくれた。
最後に、「停電に備えて、お風呂にお水張っておいてください」と断水の予感…。
窓から見る石川の海は…

ダイビング5日間の予定できたが、もう、ことによってはダイビングなしでもいいや。
完全に戦意喪失で、むしろ、この部屋でヒッキーしよう。








外に出られる間に、早めの夕食をということになったが、どこも閉店が早い。
選択肢なくて、ココイチでカレーの夕べ。

運動量少ないから、ビールはゼロを買っておいた。秋ならではのお月見缶。


夜中、風と雨がうるさくて、あんまり眠れない。


10月5日(金)
緊急速報の音でびっくりして起きた。
外は、まだゴーゴーいっているが、うるま市の避難準備解除だった。
時間は午前7時すぎ、いつの間にか、ぐっすり眠っていたようだ。
心臓に悪いので、解除くらいは、静かにしてほしい。
どうやら、台風のいちばんひどいところは過ぎ、停電も免れた。

それにしても、低気圧のせいか、眠くて、いくらでも眠れる。
午後からは外に出られるということで、私の飢餓状況を察したダイビングサービスに夕食に連れて行ってもらう。

じゅうじゅう亭
夜はまた肉。



旅行中だし、日中、まともなもん食べてないし、ステーキ続きも許して。


10月6日(土)
ドロドロだった海も、オキナワカラーを取り戻した。
もちろん、まだダイビングはダメ。
日中の空模様はまだいまいちだったけれど、夕方は、サンセットも。

ホームセンタータバタとサンエーに行った以外は、この日も、引きこもり、よく眠った。

「だるまそば」
後半、6日からのダイビングを予約してあったサービスが、きょう潜れなかった残念会に、沖縄らしいものをと、夕食に連れて行ってくれた。
場所は沖縄市にある「だるまそば」。

ここまで来る間、車の中で、骨汁か牛汁をと言われ、迷うーーー。



看板どおり、


メニュー豊富で。


店に入っても、骨か牛か迷っていたが、残念ながら骨汁は売り切れで、牛汁。
ホルモンたっぷり。

スープの味が絶妙で、食べやすい。
肉骨茶と同様、体調がいっきょによくなるような感覚。


さて、あしたは石川入り4日めにして、やっとダイビング。
台風直下の沖縄滞在は初めてだったが、嵐の前の静けさすらなかった。

二十代半ばの頃、伊江島へ行く日に台風が来たことがあった。
グループで、午前便と夜便のメンバーに別れて沖縄合流だったが、午前便組は大ディレイで、夜便で飛んだ私たちとともに本部に向かうことになった。
さすがに翌日のダイビングはキャンセルだったが、1日、オクマリゾートに侵入して、ビーチで遊んだな~。
翌々日潜った水納島は、台風のあとでもスコーンと抜けていて美しかったので、台風一過を甘く見ていた。
まあ、台風の進路しだいで、大きく状況は変わるのだろうが。

台風が接近し、JAL・ANAが運航の見通しで、沖縄便の振り替え輸送対応をするようなときは、中止するのが妥当なんだろうな。
でも、もしまた将来、同様の状況が発生したら、私はどうするだろう?
Kinjoのはしご、肉もはしご。
3日間、低気圧のだるさも手伝ってか、これでもかというほど眠れたし、まあ、サメ気質・マグロ気質の止まると死ぬ的な私にとっては、ある意味、よい休養になったといえよう。
いつだって、転んでもタダでは起きない♪


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