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くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

7月7日のシパダン

2009-07-14 07:55:25 |  ダイビング
きょうは、サバ・パークスでサインをしたあと、ものの1分間だけビーチに降りてみた。なつかしいシパダンのビーチ。

JETTYを背にして右手には、PULAU SIPADANのサインボード。



左手はこんな感じ。この奥に、休憩処が出来ている。



セレベス・エクスプローラーに乗っている限り、ここを使うチャンスはなさそう。



そして、島には、なつかしい「ぴ・ぽ・ぱ、ぴーぽーぱーぽー」と鳴く鳥の声がひびいていた。この鳥の声を録音して、iPhoneのアラームにしたいくらい。この声で毎朝目覚め、昼間はまどろんだもの。と、また昔をしのぶ。

でも、セレベス・エクスプローラーからのダイバーは私も入れて4人だけので、みんなすぐサインし終わってしまう。ひたる間もなく、あわててボートに戻る。


さて、最終日の7/7(火)はタートルパッチからスタート。
エントリーポイントは、サンゴびっしり。



きょう、潮は大潮に変わったが、透明度はたいしてアップしていない。朝、サバ・パークスにサインに行った時点で、潮が思いきり上げている状態だったので、カメも出てこない。潮の加減から、どうやらこの辺でカンムリブダイの群れにあえるのではないかという意図で潜ったようだが、彼らには出会えず。潜り始めは、ジェリーが、ひさびさにカベから離れ、水深30メートルの沖を流すが、な~んにもなし。

ウメイロモドキの群れが出たが、面積あたりの密度は薄いが、長~い群れだった。




母船に戻り朝食。本日はミースープ。
朝のダイビングで体が冷えたあとには、お粥やミースープがありがたい。




2本目は、ミッドリーフ。
タートルパッチもそうだったが、このあたりの深場のカベで、ソフトコーラルがぶらぶらしはじめて、ハンギング・ガーデン予備軍だ。がんばってのびてほしい。



特にこれといったこともなく、平和で、ソフトコーラル、ハードコーラルがきれいな癒し系ダイビング。



潮も下げ始め、カメもぼちぼち出てきた。



浅瀬もコーラルでびっしり。




3本目、バラクーダポイント。
干潮が正午前後なので、よく流れている。
エントリーすると、いつもはリーフ際かリーフ上でうろうろしていることが多いギンガメが、完全に外洋側に移動していた。



そのさらに外洋側には、バラクーダが、一群れいた。



ブリーフィングでは、バラクーダが出たら、じっとしているように、だが、ここはつかまるところのない外洋なので、バラクーダとともに流される。エントリーしてすぐだから、せいぜい水深5~7mで出会ったはずなのに、潜降を意識しないまま、あっという間に水深は25mという、強いダウンカレント。そして、ついさっきまで見えていた、リーフはなくなっていた。ジェリーやら、昔いたサジやらは、みんながとうにカベが見えないところでも、まだカベが見えている、と聞いていたが、さすがに今回は見えないところまで瞬時に流されたようで、コンパスあわせてしばらく泳いでリーフに戻る。

ほとんど垂直のカベに、十字架のようにはりついているカメがいた。



コーラルガーデンにたどりつくと、よそのダイバーたちが、ロックの下を覗き込んで、そこの透明度がとりわけ悪くなっていた。何かと思えば、とても大きな、甲羅の亀甲模様が目立たない、おそらく相当年配のカメが2匹、まどろんでいた。最初、片方は、目をギューっとつぶっていたが、やがて薄目を開けた。間に入ったチョウチョウコショウダイがどうしてもどかない。



そうこうするうちに、エキジットタイムとなった。浮上しようかな、とボートの方にむかうが、ふと見ると、むこうからカンムリブダイがやってくるではないか。

時々、泳ぎをとめては、ガリゴリとお食事。



そして、食べたら出す。快便。




そして、4本目、ラストダイブもバラクーダポイント。
エントリーポイントのギンガメは、やはり外洋側にいた。すぐに深度をさげると、海の底からずいぶん冷たい潮があがってきていて、深い方は27度くらいに下がっていた。こうなると、ハンマーヘッドを期待するが、そうはいかない。
きょうも、リーフ沿いを流してゆくと、途中でギンガメの小群れにあった。きのうは1匹だけ婚姻色だったのに、一夜にして、白黒ペアばかりになっていた。結婚シーズンだ。おめでとう。




またしても、バラクーダの群れは、うす~くリーフの内側に入ったところにいた。
またも20分くらい、バラクーダとにらめっこ。



バラクーダはばらけたまんまだった。リーフの内側で出ると、流れにさからって、ほとんど動かない状態を保ち続けるので、それをずっと観察、というパターンばかりだった。

七夕の日、星も見ず、満月なのにフルムーンも見ず、ジェリーの持っていた「マリと3匹の子犬たち」を鑑賞。日本の犬映画ファン?昔のシパダンは、電話すら通信状態も不安定で、ディナー後は、語るか歌うか、といったシンプルライフで、現実逃避感があってよかったが、今は、こんな過ごし方なのだ。

というわけで、金曜日2シパダン、土曜日3シパダン、日曜日3マブール、月曜日4シパダン+1マブール、火曜日4シパダンのダイビング。12ヶ月のうち、7月だけシパダンで潜ったことがなかったので、けっこう期待していったが、水中は、まあまあ、といった感じだった。カメは、潮が下げてくれば、どんどん出てきた。大きいカメ、若いカメ。いろいろ。ちょっとしたくぼみで休んでいるカメがいても、さらに大きなカメがやってきて、「くぁーっ」と大口を開け、威嚇して相手をどかし、場所を譲らせたり、クリーニングしてもらったり、さまざまな光景が見られた。

バラクーダの群れは、前から、ものすごい大群になることもあれば、分散していることもある。潮や流れの状態によって、印象がずいぶんと変わると思うが、見た目、数が減っているわけではなさそう、と私は勝手に思っている。

7月6日のシパダン

2009-07-14 07:09:23 |  ダイビング
セレベス・エクスプローラーの、シパダンでの1本目は、ふだんは午前7時スタートであるが、この日は日本人ばかりで、ナイトも含めて1日6ダイブ提供するぞ、ということで、午前6時半スタートとなった。

朝、サバ・パークスでサインをするが、ボルネオ・ダイバーズのドロップオフカフェのカウンターだった建物をそのまま使っている。



ぼろくなったものだ・・・。JETTYにあがるときにボートをつける場所は、飲んでいるときに、男性陣はトイレにしていたもんだなあ、なんて昔をしのぶ。

さて、1本目はバラクーダポイントから。シパダンの水は、いくぶん青さを取り戻していた。



外洋側には、ときどきグレーリーフシャークがいた。もっともサメらしいサメだと思う。



セレベス・エクスプローラーが、1本目のダイビングを朝7時開始にしているのは、混雑を避けるため、という理由からだが、30分早いと、さすがに他のリゾートからのダイバーがまだポイントにたくさん残っていて、かなり混んでいた。


バラクーダはやはり分散傾向。



何事もなくコーラルガーデンに流れ着き、浮上。みんながボートに上がるのを待っていると、ボート上から「Bumpheads!」の声。即座に潜降。


いっぱいいる。

寄ってみて、一緒に泳ぐ。



しばらくは、カンムリブダイと目があう距離で泳ぐが、やがて彼らはスピードUP。



彼らが去ってゆき、再度浮上、デジカメは先にボートにあげてもらい、プカーっとエキジット待ちをいていると、今度はジェリーが水面で、「マンタ!マンタ!」と両手でバタバタと水面をたたいて騒いでいる。たぶん彼的には、マンタでバタバタ騒いだのではなく、マンタのひらひら泳ぐ様を真似てたのかな、とあとから思う。まさか!と水中をのぞくと、キレイなマンタが1枚。またまた潜降。なんの傷もない、とても美しいマンタ。

シパダンでダイバーが潜るような場所には、マンタのクリーニングステーションはないので、そのままマンタと数分間泳ぐ。マンタは、回転をして、きれいな黒いボディを見せつけ、しばし楽しませてくれた。

きのうのブルーリングオクトパスといい、マンタといい、カメラがないときに限ってお出ましになる。ハナイカだって、いつもカメラを持っていないときだ。


2本目
コーラルガーデンというか、ホワイトチップアベニューにゆく。ここまで来ると、コーラルがとてもきれいだ。おじいさんガメがクリーニングしてもらっていた。カメのおじいさんって、なんだかうらやましい存在だ。




3本目 スタッグホーンクレスト。
アカククリの群れだとか、マダラタルミの群れだとか・・・


4本目 バラクーダポイント
リーフぞいを流していると、普段あまりあわないような場所で、ギンガメアジが1グループ現れ、そして去っていった。1匹だけ婚姻色になっている子がいた。
そして、リーフの内側に入ると、バラクーダの群れがいた。ジェリーがまったく動く気配なく、25分ほどバラクーダとつきあう。


5本目(サンセット) マブール、パラダイス2
前日に比べると、ダイバーが少なく、いくぶん快適なスタート。









ほぼ、前の日と同じ内容のダイビングだ。きょうもブルーリングオクトパスいないかなぁ、と思って入ったが、そうそう水の中は甘くはなかった。