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“酒の肴”は映画とソーセー児と時々柴漬け

今宵の“酒の肴”は...。
鑑賞した映画と双子姉妹&柴犬♀のたわいもない話

『紙の月』の巻

2014-12-03 | 劇場鑑賞した映画

直木賞作家・角田光代の長編小説を映画化
紙の月

NHKのドラマ10で放映されていた「紙の月」
主人公の梅澤梨花を演じていたのは原田知世サン
あまり連ドラを見ないワタクシだが
チョット若かった頃 角川娘のファンだった事もあり
懐かしさも手伝っちゃって 観ていたのだトモヨちゃ~ん

その後 『クヒオ大佐』や『パーマネント野ばら』
そして『桐島、部活やめるってよ』を撮った吉田大八監督
メガホンをとり 同作品の映画を撮る。と
にしてから興・味・津・々
STORY = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
バブル崩壊直後の1994年。夫と2人で暮らす主婦・梅澤梨花は
銀行の契約社員として外回りの仕事に従事し
その丁寧な仕事ぶりで周囲にも評価されていた。
一見すると何不自由ない生活を送っているように見えた梨花だが
自分への関心が薄い夫との関係にむなしさを感じていた。
そんなある日、年下の大学生・光太と出会った梨花は
光太と過ごすうちに顧客の預金に手をつけてしまう。
最初は1万円を借りただけのつもりだったが
次第にその行為はエスカレートしていき...。
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宮沢りえサンが7年ぶりに映画主演を務め
梅澤梨花を演じていたのだが
宮沢りえサンは この作品で第27回東京国際映画祭にて
最優秀女優賞を受賞
また作品は第27回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品。
見事 観客賞を受賞した話題作
 
主演女優賞を受賞した 宮沢りえサンの演技は
やはり 素晴らしいものだったけれど
個人的には 同僚行員・隅より子を演じていた小林聡美サン
大きな
拍手をお贈りしたいブラボー!
ホント ジワジワくるような熟練的演技が素晴らしい
また 主人公の梅澤梨花と恋に堕ちる
大学生・平林光太を演じた池松壮亮クン
最近 よく見かける気になる俳優さん
宮沢りえサンを相手に堂々とした演技は
やはり子役からの長い俳優キャリアがあるからなのでしょうか

ただねぇ・・・・・・。ただ、なんだけれど・・・・・・。
破滅へと堕ちてゆく同世代女性の姿を見せつけられると
胸のあたりをギュゥーーーー。 って
スッゴイ 圧力で握られているみたいで
チョット 心ノ臓のあたりに痛みを感じるワケで
救われるのは 主人公の最後の姿なのよ。
痛々しいって言うよりは
ワタクシには 美しく見えたんだよね
こんな感想は邪道なのかなぁ・・・
 ★★★☆☆< 星3.5ツ>