犬童一心/樋口真嗣 異色のW監督作品
のぼうの城
本来の公開予定は昨年の9月とされていたのだが
3.11の東日本大震災のうけて
“水攻め”シーンが大津波を彷彿とさせる...との理由から
ようやく 先日 公開された のぼうの城
実は 昨年の公開を楽しみにしていたひとりとしては
やはり早目に観ておきたい...と思い
早々に鑑賞してきたワケだが
久々の大型時代劇ということもあり
比較的 大人数を収容できる劇場で鑑賞したのだが
ほぼ満席に近い大・盛・況 スッ。すっ。スゴイ!
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豊臣秀吉・石田三成の総勢2万人の大軍に
たった500人の兵で抗戦して 勝利した
実在の武将・成田長親の姿を中心に描いた時代劇
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原作は本屋大賞で第2位となったベストセラー作品
和田竜 原作の『のぼうの城』
ワタシはこの映像化はそもそもこのベストセラー作品から
生まれたものだと思っていたのだが
実は本になる数年前に 和田竜氏が
第29回城戸賞で受賞したオリジナル脚本が原点だった...らしい
城戸賞は新人脚本家発掘を目的とした賞
ゆえに本作品の脚本をも和田竜氏がされている
ストーリーはすでに書籍化され
ベストセラーとなっている実績があるとあって 鉄板
面白くないワケがない!
ストーリーもさることながら ダイナミックな映像
何よりも 主役 成田長親を演じた野村萬斎サンは
さすがは伝統芸能 狂言師
衣装の着こなしや所作ひとつでも
なんとも美しく お見事
のひとこと
舟上の‘田楽踊り’シーンは必見ですゾォ~
正直な事を申しますと
劇場鑑賞する前より ワタシ自身の期待値が高かったようで
もうチョットだけ期待していたところがあったのデス
そういう意味では もう...もうチョットなんだけどぉ~ という
思いがあることも事実デススイマセ~ン
でも 鑑賞する価値“大” 鑑賞するならば
やはりデカいスクリーンでお試しあれ
★★★★☆<★4.0ツ>