折々のうま-当たらぬでもなし

泉下で涙する杉浦 千畝

馬券の黙示録(5)人気順と複勝オッズ

2013年07月27日 10時57分00秒 | 馬券の黙示録
10番人気の馬がいる。
18頭立てと10頭立てでは偉い違いである。
18頭立ての10番人気には穴党が印を回すこともあるが、10頭立てではまれだ。
そもそも下級条件の人気順は締切間際にかなり動く。

その点、複勝オッズは変化が緩やかだ。
極端に投票数が少ないレースもあるが、一般的な指標としての安定感は抜群だ。

年鑑物でも単勝オッズは載っていても、複勝オッズが載っているものは少ない。
複勝オッズの優れている点は相対的な位置が表現されている指標だという点だ。

例えば10頭立ての10番人気だとしたら、複勝は30倍前後だろうが、
50倍だとしたら、馬券対象からは取り残された評価といえるし、
20倍を切るようなら見限れない、総流しを検討すべきレースということになる。

既出ではあるが、複勝はダントツの一番人気がいても、的中の可能性がある。
単勝は不動の一番人気がいると、食指が動かないが、
複勝は真の評価を反映している。
さらには相対的な位置関係も反映されていると言える。

レース実績のない新馬でも血統、調教、鞍上、そして複勝オッズは事前に分かる。
真の勝者は馬券工学のマイニングに複勝解析を取り入れている。

馬券の伝道師はかく語りき。
コメント
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