折々のうま-当たらぬでもなし

裏金じゃないよ、脱税だよ。

馬頭観音に雑賀を奉納する

2009年03月15日 19時37分07秒 | 競馬
競馬場に馬頭観音が祀られていることがある。
うちの近所にも獣医師会事務局があり、馬頭観音が祀られている。

転輪聖王の宝馬が四方に馳駆して、これを威伏するが如く、
生死の大海を跋渉して四魔を催伏する大威勢力・大精進力を表す観音であり、
無明の重き障りをまさに大食の馬の如く食らい尽くすという。
師子無畏観音ともいう。
「馬頭」という名称から、民間信仰では馬の守護仏としても祀られる。
さらに、馬のみならずあらゆる畜生類を救う観音ともされ、
六観音としては畜生道を化益する観音とされる。
(この段Wikipediaより引用)

思うところあって、お礼に「雑賀(さいか)」という日本酒を奉納した。
以前にもお供えしたことがあるのだが、「雑賀」は「災禍」に通じ、
身に降りかかる災難を馬頭観音に飲み干してもらうことになる、
ということに後で気がついた。「牛飲馬食」の勢いで飲んでもらうのだ。

供えたときは、単純においしい酒なので、どうぞといった感じだったのだが、
後で調べてびっくりしした。

今回は競馬とは関係なく、奮発して1升を奉納したのだが、
一生分の災禍(1升分の雑賀)になっていることに気づき、
感慨に耽ってしまった。

真理に至る道は一つではないが、
正しく思い、正しい努力を続ければ思いが報われる。
そんな気がした一日だった。

雑賀は和歌山県岩出市の地酒で(株)九重雑賀が製造。
梅酒で有名だが、清酒も素直な味わいだ。
スパークリングの梅酒は革命的だ。
各種ネット通販でも購入できるが、
是非店頭でバリエーションを確認されたい。
昭和9年から清酒醸造開始の比較的新しい蔵元だが、
現在の当主からも創業当初の熱い思いは伝わってくる。


コメント
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