鬼畜米英

【ロンドン＝大内佐紀】英ＢＢＣ放送が昨年１２月放映した人気お笑いクイズ番組で、
日本の被爆者が笑いのタネにされ、在英日本大使館が抗議していたことが２０日、
わかった。

　金曜夜の人気番組「ＱＩ」で１２月１７日、「世界一運が悪い男」として、広島と
長崎で二重に被爆し、昨年１月に９３歳で亡くなった長崎市出身の山口彊(つとむ)
さんを取り上げた。司会者が「出張先の広島で被爆し、列車に乗って戻った長崎で
また被爆した」と説明すると、ゲストらが「でも、９３歳まで長生きしたなら、
それほど不運じゃない」「原爆が落ちた次の日に列車が走っているなんて、英国
じゃ考えられないな」などとコメント、会場から笑い声が上がった。

　この間、スタジオには山口さんの写真やきのこ雲が掲げられた。

　番組を見た在留邦人から連絡を受けた在英日本大使館は今月７日、「原爆投下の
問題をコメディー番組で取り上げるのは極めて不適切で日本人の国民感情を無視し
ている」と抗議の書簡をＢＢＣと製作会社に送った。

　１７日になって製作会社から「配慮に欠けていた」などとする返答があったが、
ＢＢＣからは回答がないという。 （読売新聞）

馬券の王道

馬券の王道は単複に決まっている。と言い切れればこんなに楽なことはない。
しかしながら、去年を振り返ってみても、本命複勝１５０円割れのＧ１も結構あり、
正直なかなか触手が伸びない。

自分の得意パターンが馬券の王道なのだが、チエックポイントをあげていこう。

１．本命は当てているが、紐ぬけが多い。
　　単複勝負が向いている。自信度に応じて、馬単、３連単１頭軸などを組み合わせる。

２．ある程度頭数は絞れるが、いつも混戦のような感じがする。ボックス買いが好き。
　　馬連や３連複がいいだろう。５頭以下なら連単系もいい。

３．勝ち負けはこの３頭とか、この馬は連下までなどカテゴライズから馬券構成を考
　える。
　　３連単のフォーメーションがいいと思う。自信度とオッズを見ながら他の券種で
　上積みを。

次が一番大事なのだが、どこまで負けられるかだ。

１．性格的に３連敗以上はどうにも耐えられない。
　　単複勝負しかない。地道に積み上げていくしかない。
　　低オッズとの我慢比べだ。

２．自己抑制はできる方だと思う。主なステップレースはひと通り確認し、競馬
　週刊誌　も買うことがある。１０連敗やトリガミも気にならない。
　　３連単が向いている。ただ、半年間未勝利も普通なので連敗との我慢比べだ。

３．２ヶ月ぐらいは負けてもいいが、そこそこ大きい配当も取りたい。
　　連複系の馬券が向いているが、このタイプは、あちこち目移りがして、ああ
　ワイドにしておけば良かったとなることが多い。予想と事後分析を整理すれば
　強くなれる。

４．理想は連戦連勝。変幻自在、あらゆる券種を駆使して、大きい勝負をしてみたい。
　　馬連で控除率以上の成績なら、それもいいかもねと思うが、初心者、惨敗者の
　漠然としたあこがれなら、今すぐ競馬はやめた方がよい。
　　単複で３割の的中だが低オッズに耐えるか、５万１０万はたまに取るが１０連敗
　に耐えるか、中間的な配当だが、ワイドなら的中、あるいは３連単なら１０万馬券
　という千々に乱れる思いに耐えるか、３つに一つなのである。
　　年間収支がプラスにならないと変幻自在とは行かないのである。

拝啓 曾野 綾子 様

あなたが理事を務められている日航財団の活動、なかなか楽しませていただきました。
平成２１年度の収支計算書の役員報酬１６００万円には驚愕いたしました。
もっとも日本財団の理事長も無報酬で通されたあなたには関わりのないことですが。
御巣鷹山の登山道整備費１２００万円よりも、役員報酬や文化事業が優先なのですね。
社会責任無視の迷走ぶり。かつての事故を彷彿とさせます。

日航は変わった。人員整理を含め、こんなに頑張ってるじゃないか。
そこが問題なのです。
目的のためには手段を選ばずというのが問題なのです。
強きを助け、弱きをくじくというのは、公共性の強い事業ではあってはならないことです。
ドラッカーを引くまでもなく公共事業は社会責任とバランスのとれた運営が必要です。

御巣鷹をぶん投げても、「ＪＡＬスカラシップ」、「世界こどもハイク」。
日航を今も昔も通徹するのは、この際都合が悪いものはついでにやっつけてしまえという
「ご都合主義」、やめたら格好が付かないという「お体裁主義」です。

私自身は人員整理は避けられないものだったと思います。
しかし一方で日航財団の事業が旧態依然、しかも御巣鷹そっちのけの天下泰平ぶりでは、
赤い労働貴族のプロパガンダに利用されないかと心配になるくらいです。

このまま、この反社会的事業に名を連ねることは先生の今までの信条が汚されてしまいます。

つきましては、次年度で日航財団理事を退任されますよう衷心よりお願い申し上げる次第です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敬具

返り血の 尾翼に付くか 寒茜

日航財団の活動は下手なお笑い番組より、余程笑わせてくれるが、
ＪＡＬのＷＥＢサイトの企業情報から消えないところを見ると
来年度もやるのだろう。
http://www.jal.com/ja/society/foundation.html

株券を紙切れにされたり、生首を切られた人からすれば、
結構なご身分ですねという皮肉というか怨嗟の声が出てくる。

生首切りながら御巣鷹そっちのけで「世界こどもハイク」、
株を紙切れにしながら、３階先生だかの口利きでの
「関空近隣」社宅問題の「法的整理」はなし。

ＪＡＬの苦境はＪＡＬホテルズだの、社宅だの、為替先建ての失敗など、
本業以外の部分の歴代自民党運輸族に骨の髄まで蝕まれた結果である。

もともとの高コスト体質が問題ではあるのだが、それとて、コネ採用、組合分断・懐柔政策、
政治路線、政治空港、構図は「国鉄」と変わるところはない。

国鉄民営化は対岸の火事ではなく、他山の石としなければならなかったのだが、
「いながらにして真に経験する者は少ない」という山本夏彦先生の言葉を挙げておく。

日航、御巣鷹登山道の整備費一時払えず 財団が肩代わり

経営再建中の日本航空が、ジャンボ機が墜落した群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」に向かう登山道
の整備費負担金１２００万円を支払えず、慰霊施設を運営する財団法人「慰霊の園」（同村）の
財産を取り崩して充てていたことが分かった。日航は７月に６００万円を返済しており、残りも
再来年度までに支払うという。

　日航によると、登山道は２００９年７月末に完成した。整備にかかった費用は２千万円で、同県
と村が４００万円ずつ、日航が１２００万円を負担することになっていた。

　だが、経営難に陥っていた日航は負担金を支払えず、同社を中心に積み立ててきた財団の基本
財産５億５千万円の一部を取り崩して充当。財団の昨年の理事会で、同社が１０年度から３年間で
返済することが了承された。日航は「当時は支払う体力がなかったが、経営は上向いており残る
６００万円の返済は前倒しも検討したい」としている。

　財団は国債などの運用益で、慰霊施設や御巣鷹の尾根の維持管理などを担ってきた。財団理事長
の神田強平・上野村長は「日航がこうした経営状態にあるなか、財団の運営も先行きが不透明だ。
国としても何らかの支援策を考えてほしい」と話している。
（朝日新聞）

タイトルの財団は日航財団ではない。
元株主としては日航財団の１９億なにがしのお金は返して欲しいところだが、
御巣鷹登山道の整備費を踏み倒しておいての数々の「文化事業」。
本体の不始末はあずかり知らんということなんだろうが、
「世界こどもハイク」「空の日」と御巣鷹登山道の整備費、
どちらが優先事業なんだろう。
財団の「寄付行為」にありませんなどというなら、
国費を投じて再生中の企業の関連団体としては、
あまりにも不見識であるばかりか、反社会的ですらある。
国土交通大臣は即刻解散を命じるべきだろう。

過つは人の常だが、事故は封印しておいて、なにが「地球人」だ。
ちゃんちゃらおかしい。

すばらしい日航財団の活動

本財団は、航空によってもたらされつつある新たな地球的規模の文明社会（以下「航空文明社会」
という）の発展に関する事業、航空文明社会において地球的規模で考え行動できる人材（以下
「地球人」という）の育成と交流に関する事業などを通じて、人類の発展と文明との調和を図り、
もって豊かで平和な社会の実現に貢献するとともに航空の発展に寄与することを目的とする。

● 事業の概要

Ⅰ．地球人の育成と国際交流に関する事業
1.ＪＡＬスカラシッププログラム
2.世界こどもハイク

Ⅱ．航空文明社会の発展に関する事業
1.新大気観測

Ⅲ．国際理解、国際交流、国際協力の推進に関する事業
1.「空の日」中学生海外・国内主要空港派遣事業
2. 外国人研修生の受け入れ

Ⅳ．その他の活動

（以上日航財団）

おまえが「地球人」語るか。
まあ、次のニュースを見てくれ。