「直結式」の魅力

コースごとの適性で儲かる「直結式」馬券術(奥田隆一郎 著：東邦出版)

後半は表が多く、手にとって放り出した人も多いだろう。
これは、読み方が非常に大切な本だ。
私が受けた印象は「風水」「陰陽五行説」だ。
活用法は読んで頂くとして、

２・３歳限定、古馬下級、古馬上級に分かれているが
直結コースのリストはステップレースの常道の選び方、
意外な好走ステップのリストになっている。
下級条件はこんな前走から流れてきているのだな、といった馬の流れ、
脈々とクラシックに至るレースの本流から傍流まで、一連の流れが感じ取られる。

このレースを勝った馬は、ここでも勝つと言った短絡的な捉え方ではなく、
このレースを勝ったら、次はここで勝ちたいという陣営の思惑。
伏線を敷きながらも、流れに乗れる馬、志半ばで沈んでいく馬。
ドラマを感じるところまで行けたら、競馬の楽しみもより深まるというものだ。
（あえて勝てるようになるとは言わない）

菊花賞結果

結果は主催者発表のものでお確かめ下さい。

忘れちゃいけないフォゲッタブル。来た来たー。
手前の①番て何だ。

1 －① スリーロールス 牡3 57.0 浜中俊 3:03.5 498(+4) 19.2倍 8人
2 △③ フォゲッタブル 牡3 57.0 吉田隼人 3:03.5 490(+8) 18.7倍 7人
3 △⑫ セイウンワンダー 牡3 57.0 福永祐一 3:03.7 514(-2) 15.8倍 6人
4 ○⑭ イコピコ 牡3 57.0 四位洋文 3:03.9 464(+2) 4.4倍 2人
5 ◎⑨ リーチザクラウン 牡3 57.0 武豊 3:03.9 506(+8) 3.8倍 1人

11△⑰ アドマイヤメジャー 牡3 57.0 川田将雅 3:05.1 448(+4) 14.4倍 5人
12▲⑯ ナカヤマフェスタ 牡3 57.0 蛯名正義 3:05.2 452( 0) 8.4倍 4人

15△⑤ アンライバルド 牡3 57.0 岩田康誠 3:06.2 470(-2) 5.4倍 3人
16？⑱ ブレイクランアウト 牡3 57.0 藤田伸二 3:06.3 450(+6) 23.1倍 9人
17？⑮ ポルカマズルカ 牝3 55.0 横山典弘 3:06.8 470(-6) 47.4倍 15人


伝説の新馬戦もさることながら、恐るべし直結コース京都1800。
ロードアイアンが消えたらこっちだよね。
▲⑯ナカヤマフェスタがあの体たらくで、△③フォゲッタブル買えったって
無理だよな。
△⑰アドマイヤメジャーは京都(0.1.0.1)。
ステップ出遅れでは買ってはいけない。

正解馬券
１着①⑨⑭
２着①③⑤⑨⑫⑭⑯
３着①③⑤⑨⑫⑭⑯

奥田 隆一郎 氏の「直結式」シリーズ。
鵜呑みはいけないが、買って損はない。（儲けてもいないが）

菊花賞枠順確定

枠順等は主催者発表のものでお確かめ下さい。

変更点
⑯ナカヤマフェスタ【△→▲】
⑰アドマイヤメジャー【－→△】

◎⑨リーチザクラウン 牡3 57.0 武豊
・京都(2.1.0.0)。きさらぎ賞の勝馬。
　ロジユニヴァースには0.7秒差負けなのが気になる。
　毎日王冠のウオッカみたいにならなければいいのだけれど。

○⑭イコピコ 牡3 57.0　四位洋文
・前走レコード勝ちも、いい意味で必死さが伝わってこなかった。
　余裕さえ感じられ、大物感一杯だ。
　負けても「イコピコだもんな」で済みそう。得な馬だ。
　どうせ外から出すんだろうから、この枠ぐらいがいい。

▲⑯ナカヤマフェスタ 牡3 57.0 蝦名正義
・圧勝してこそのセントライト記念で0.1秒差は不満。
　関西も初遠征で不安が一杯だ。
　神戸新聞杯で勝負すべきだった。
　外枠だが、調教どおりの終いなら逆転も。

△⑤アンライバルド 牡3 57.0 岩田康誠
・ダービーはともかく、神戸新聞杯でもイコピコに0.7秒差で完敗。
　１番人気の凡走からの巻き返しに期待してもいいが、データ上は
2400(0.0.0.2)。2000ｍ以下では抜群の適性だけに秋天に向いている
ような気がする。

△⑫セイウンワンダー 牡3 57.0　福永祐一
・勝たずとも負けずといったところだ。
　神戸新聞杯の途中経過は5-4-4-3で３着。
　距離が伸びても良さそうだ。

△③フォゲッタブル 牡3 57.0　吉田隼人
・忘れていいのかフォゲッタブル。
　セントライト記念で権利取りは執念なのか、安直なのか。
　関西馬と距離実績で浮上だ。
　⑨リーチザクラウンが逃げてこの馬が番手なら波乱も。

△⑰アドマイヤメジャー 牡３ 57.0 川田将雅
・前走出遅れが気になるが、叩き台とすれば一変も。
　前走は中山でアンカツ。
　この乗り替わりはマイナスとは言えない。
　好位につけるか、後方待機で馬群が捌けるか。
　自在性があるだけに状況判断が要求される。
　鞍上は若手のホープ。試金石の一戦だ。

？⑱ブレイクランアウト 牡3 57.0 藤田伸二
・外すと来そうだが、ＮＨＫマイルとダービー凡走。
　余りにも良績が中距離以下に偏っている。
　長距離とはいうものの、決め手にも乏しいだけに大外は厳しい。

？⑮ポルカマズルカ　牝３ 55.0 横山典弘
・長距離路線はいいのだが、斤量が３㎏増える。
　1000万あたりでのもたつきはどうか。札幌３戦も極端。
　これも1000万をすっきり勝ってクイーンＳから、ローズＳか
阪神の2400というステップを踏めなかったのが原因。
　適性云々も言い訳に聞こえてくる。

テレビの見識、新聞の矜恃

自民党総裁選では小泉進次郎議員の質問の様子が、
テレビで取り上げられた。
国会でもインタビューを受けている。

異色の経歴、異能の議員ならともかく世襲議員である。

世襲批判を行っていながら小泉進次郎議員に群がるテレビ局。
お前らにはイエロージャーナリズムの名がふさわしい。
ワイドショーならともかく、ニュースで流すに値するコメントではない。
同じ選挙区の議員にとっては選挙妨害みたいなものだろう。

今後も流すようならそれは報道ではない。
それはバラエティーだ。

新聞はベタ記事では扱っても、囲み記事のコメントになることはない。
記者クラブを是認するわけではないが、新聞の矜恃というものを感じる。

一番情けないのは自由民主党だ。
この間、初当選の世襲議員に質問させるなど落ちも落ちたりだ。
小泉の人気にすがる哀れな自民。
杉村太蔵が世襲になったようなものだ。
彼を当選させる横須賀は本当に首都圏にして政治の極北だ。