将人とともに together with Masato

For the parents in the world, whose children have autism.

映画作り

2008年08月27日 | 社会運動
知的障害者施策に対する世の流れは、大規模施設より小規模施設・グループホームへ、分離・隔離より統合・インクルージョンへと向かっているが、それは必ずしも世間一般の人が認めている訳でもなく、望んでいらっしゃる訳でもないようだ。

障害者が電車に乗っている事が珍しくなくなったとはいうものの、本人が変な行動をする以上、しかめっ面されたり、回り中の人がサーといなくなったりする事は珍しくない。何をするか、何が起こるかわからない、というのもあるだろう。

親がそういう子供や成人障害者を特別な人たちと見ないで、単に少し病気の所がある人たち程度に冷静に見ることができ、特に危険性がある場合とか注意が必要な場合とかを見極められるようになったと同様、ある程度の「慣れる期間」が必要だ。

ただ、それは言うは易く行うは難し。だからだろうか、盛んに自閉症を紹介する映画やテレビ番組が放送されるようになった。何せ100人に1人が自閉症圏内の人なのだから・・・。

ただ、なかなか資金難で、映画作りも困っているらしい。製作そのものに関われなくとも、カンパはできる、と思った。


制作中映画 ぼくはうみがみたくなりました(原作 : 山下久仁明)
ぼくはうみがみたくなりました
山下 久仁明
ぶどう社

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注 :
自閉症関係の書籍といえば医師や療育家による専門的な内容か親の手記ばかりと言われるなか、小説形式で自閉症を描いたということで、このぼくうみは画期的な作品です。


制作中映画 星の国から孫二人(原作 : 門野晴子)  
星の国から孫ふたり バークレーで育つ「自閉症」児
門野 晴子
岩波書店

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