料理の素材を科学する!ってほどでもないけれど

食材や料理についてまとめてみました。
クイズや脳トレもありますよ。

口狭比良(くさびら)

2021年11月08日 | グルメ
【11月9日は何の日】
1876年 野口英世、生まれる
1989年 ベルリンの壁、崩壊する

【前の答】柿
Q1,『さるかに合戦』の冒頭で、ボクの種と交換したものは何でしょう?
     →おにぎり

Q2,ボクを原料とした漢方薬は、どんな症状に効き目があるでしょうか?
    a,咳  b,頭痛  c,下痢  d,湿疹
     →a,

Q3,「ボクの下」って、何と読むでしょうか?
     →かきのもと。
      食用菊のことです。

Q4,写真の建物を何というでしょうか?

    →落柿舎

Q5,写真の建物は、誰が建てたでしょうか?
    a,宝井基角  b,服部嵐雪  c,向井去来  d,杉山杉風
     →c,基角と嵐雪は蕉門十哲の双璧、
      杉風は『奥の細道』の冒頭に
      庵を売って杉風の別荘に引き移る所に出てくる門人。

Q6,ボクと似た字に「こけら」という字があります。柿と杮。どっちがボクですか?
     →柿(かき)は鍋ぶたに巾で9画、
      杮(こけら)は一に縦棒の長い巾を書きますので8画。
      こけらは檜などを薄くはいだ板で、屋根を葺くのに使うものです

【脳トレの答】シェフ

【なぞなぞの答え】
ベジタリアンがしてしまうケガって何?

   →肉離れ(ベジタリアンは菜食主義なので)

【今日の話】
今は昔、藤原陳忠という役人がいた。
任期を終えて信濃国から都へ戻る途中、
険しい山道で馬もろとも谷底へ真っ逆さま。
家来たちが谷を覗いていると、
陳忠の「大きな籠に綱をつけて降ろせ!」という叫び声が聞こえた。
慌てて籠に長い綱をつけて降ろすと
「よし、引き上げろ!」という声。
家来たちがひっくり返るほど軽くて
陳忠を落としてしまったのかとおそるおそる引き上げると、
何と入っていたのはボク。
「もう一度降ろせ!」という声で籠を降ろすと、
自分の周りにあふれんばかりのボクを抱えた陳忠が乗っていた。
どういう訳か尋ねられた陳忠は
「谷に落ちた途中、運良く大きな木の枝に引っかかったのだ。
 その木にボクが一杯生えていたので、
 もったいなくて手の届く範囲のボクを採ったのさ。
 でも、全部採れなくて悔しい。実に残念だ。」と憤りながら答えた。
それを聞いた年配の家来、
「陳忠様のように賢いお方は、
 このような絶体絶命の時でも慌てることなく
 ボクを採ることができるんですね。
 いやぁ、感服いたしました。
 このようなお方ですから、
 国の政治を立派にやり遂げ、
 年貢もしっかり納めさせ、
 都へ帰ることができるのでしょう。」と言った。
これは褒め言葉ではなく、
陳忠の強欲ぶりを皮肉ったのだったが、陳忠は気がつかなかった。
『今昔物語』ではヒラタケのように記されていますが、
ヒラタケは一般的なもの。
崖に生える希少価値の岩茸ではないかとする説もあります。
ボクを切る時に包丁を使うのは一度。
どこで使うかって?
石突きを取る時だけ。
後は手で裂きましょう。
軸は?
そう、軸はねじると簡単にとれるんだよ。
そうすると、軸もさきやすくなるのさ。
手で裂くと、断面が荒くなるから、味がしみこみやすくなるんだよね。
手で裂いたら冷凍庫へ。
冷凍保存すると効果が3倍もアップするんだ。
解凍せずに、冷凍のまま調理することがポイントだよ。
きのこのグアニル酸は悪玉コレステロールを減らす働きがあり、
血液をサラサラにする働きがあるので、積極的に食べたい食材です。

【今日のひと言】成果を上げるのは才能ではない。習慣と方法である。

【今日の脳トレ】


【今週のなぞなぞ】
酢をつけたらしゃべりだす夏から秋の果物って何?
コメント (2)
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