ナチュラルファームGrato Gratoな毎日

当ファームでの日々の出来事を
綴っていきたいと思います。
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何かの力に引き寄せられて

2016-11-21 22:16:59 | 日記
早朝に軽トラで中央道を南に走り、いざ阿智村へ。

今回初めて、阿智村の「あちの里」へ
にんじんジュースの加工をお願いに行きました。


受け入れの際にはいろいろ親切に対応していただき
ありがとうございました。

うちのGratoのにんじんと、地元の仲間である
Grapple Takada(高田さん)のリンゴとの
ミックスジュースを作る予定で、地元農家同士
のコラボ商品となります。


出来上がりが本当に楽しみです。

その後、事前に約束していた伊那谷の有機
農家の御大将こと市川さんと合流して、
畑の見学と、いろいろなお話をしました。


やっぱり、先輩のお話はためになるな~。
貴重な時間を割いていただきありがとう
ございました。

せっかく阿智村に来たのだから・・
早く家に帰って、今年最後のスパート(農作業)
にかからなければいけないのに。いややはりと
一度は行きたかった近くの満蒙開拓平和記念館に
足を運びました。


入って最初に書いてあったのが、

「その頃の農民は貧しかった」そして
「20町歩の農家になれる」という
キャッチフレーズ。

多くの先人の方々が、貧しさからの解放を願って
遠く旧満州に渡り、さまざまな困難に直面しながら
も頑張っていたところに、突然のソ連軍の侵攻と
まさかの軍の撤退。死、家族との訣別、逃避行、
シベリアでの抑留など。

開拓民の方々は日本の長い歴史の中でも一番MAXな
悲劇に直面されたのではないかと思います。
あまり知られていない事実ですね。
本当に心が痛みました。

やはり行って良かった。
天皇皇后両陛下がこのタイミングでご訪問した意味が
わかったような気がします。

そんな偉そうなことは言えないけど、先人の方々の
経験はやはりしっかり生かして、2度とこのような
悲劇を繰り返さないよう、平和を訴えていかなければと
思いました。

さて野菜の生育不良などで、落ち込んでいた自分が
バカバカしくなりました。

「おいおいまだまだだよ。来年また頑張ればいいんだよ。」

先人たちが笑って言ってくれているような気がしています。