ナチュラルファームGrato Gratoな毎日

当ファームでの日々の出来事を
綴っていきたいと思います。
ホームページもありますので
是非ご覧ください。

踏込み温床

2010-03-30 20:03:03 | 日記
相変わらず寒い天気が続きますが、厳寒期と違って
すぐに雪がとけて少しづつ春に近づいている感じが
します。

夏野菜の種まきを前にして、育苗に使う踏込み温床
を作りました。このために毎年この時期に季節外れ
の落葉採取をしに山に入ります。逆に今の時期の
ほうがあまりかさばらず、しっとりしているので、
発酵が早いような気がします。
また道路わきの落葉集めは清掃ボランティアみたい
なものなので、少しは世のためになっているかな
とも思います。
堆肥の発酵熱を使って育苗用の温かい床を作ります。
今は電熱温床という便利なものがありますが、この
落葉堆肥は3年後に育苗倍土に使えるし、原始的では
あってもとても合理的なすばらしい技術だと思うので、
ずっと続けたいと思います。

稲作準備スタート

2010-03-25 06:26:36 | 日記
3月も終わりにさしかかっているというのに、当地は時折雪が舞うほど
の寒さです。桜の開花も例年より早いと言っていましたが、どうやら
例年通りといったところでしょうか。

さて、稲作の一番最初の作業である、種籾の比重選というのをやりま
した。
粒がしっかりとした充実したお米の種を用意するために、比重1.13
(人により若干の差がある)塩水を作り、その中で浮いた種
(粒があまり入っていない)ものは取り除いて沈んだ良いものだけ
を選別していく作業です。

なにしろ比重1.13の塩水に使う塩の量はけっこうなもので、毎年勿体
ないと思うのですが、今のところこの方法が一番簡単で確実な方法の
ようです。
今年は購入種子を使用したのですがそれでもかなりの量が選別で落ち
ました。

選別が終わって今度は温湯消毒に入ります。
選別した種籾を60度のお湯に約7分間漬けます。これはバカ苗病と呼ば
れる恐ろしい病気にかからないようにするための作業ですが、60度を
7分維持するのも結構コツのいる作業です。一年に一回の一発勝負の
とても重要な作業なので、慎重かつ確実に行わなければなりません。

その後、浸種といって、冷たい新鮮な水(私共は家の前に流れている
山の水を使う)に種籾をつけて一連の作業が終了しました。これで
20日くらいゆっくり水につけて、芽出しをしたのちに種まき作業を
行います。

最初はそれぞれの工程が何て細かいのだろうと思いましたが、稲作は
特にそんなに甘いものではなく、決して手を抜けません。

やっぱり稲作は日本の文化です。長年培った技術を沢山の人が大事に
受けついでいってほしいと思います。なんてちょっと偉そうなことを
ついいってしまいました。









農業機械整備講習会

2010-03-14 23:04:09 | 日記
3月に入り、真冬の寒さがまた戻ってきて
しばらく外の農作業はお預けとなりました
が、おかげさまでぎりぎりだった確定申告
の整理と書類作成に集中でき、先日提出が
終わりました。良かった・・・。

さて、久しぶりの暖かな陽気のもと、近くの
信大農学部で行われた農業機械整備講習会に
参加しました。

今回は講師に「農家の機械整備便利帳」
(農文協)の著者である青木敬典さんを迎えて、
かなり実践的な講習会となりました。

今まで自分が経験したいろいろな機械の修理を
ここを気をつけていれば防げたのにとか、これを
知っていれば(機械屋に頼まなくても)自分でも
出来たのにということがたくさん出てきました。

また日常のメンテナンスの方法など、ちょっとした
ことですがとても大事なことを教えていただきました。

これからは出来るだけ自分でやってみる。
ただ知識もないのに自分でやってみるでは時間の
無駄になってしまうので、ポイントとなる機械の
知識は勉強して、なるべくいじくってみたいと
思います。