ナチュラルファームGrato Gratoな毎日

当ファームでの日々の出来事を
綴っていきたいと思います。
ホームページもありますので
是非ご覧ください。

古田人形芝居定期公演

2018-12-02 22:18:05 | 日記
久々の投稿、とにかくもっと書こう。うんうん。

12月1日(土)に地元の伝統芸能である古田人形芝居の定期公演が行われ
ました。
例年のように箕輪西小学校古田人形クラブ・箕輪中学校古田人形部・
古田人形保存会の演目に加え、今年はなんと今年は淡路島より淡路人形座
というプロの方々が来て、演目2つに人形解説を披露していただき、
本当に盛り沢山の舞台を見せていただきました。

実はあまり良く知らなかったのですが、淡路島とはとてもゆかりが深く、
元々、風害に悩まされた農民が風除け祈願のために始められた人形操り
を江戸時代の安永年間に淡路島より市村久蔵という人形師の方が上古田
地区に移り住み、村人に教えたころから人形芝居が本格的になり、
近隣各地へ興行に行ったり、文化6年には高遠城内に招かれ上演
するほどだったそうです。


そんな淡路の方々のお力と村人の努力により継承されてきた古田人形芝居
のメインイベントである定期公演に淡路人形座が共演するということは
本当に歴史的に意義のある素晴らしいことなんだなと改めて思いました。

うちの子も小学校から人形芝居に関わらせていただき、今回は中学校の
部として初めて参加させていただきましたが、とても光栄なことであり、
指導していただいている保存会の方々には本当に感謝しています。

小中学校の子供たちの演技はもちろん素晴らしかったのですが、やはり
淡路人形座のプロの演技はこれまた見ごたえのあるもので、人形使いと
いい、口上といい本当に素晴らしいもので、子供たちにとってもとても
いい勉強になったと思います。

また淡路人形座の戎舞や人形解説では客席を笑いの渦に誘い込み、観客
の心をつかむという意味でも素晴らしいと思いました。

これからも淡路の方々と人形を通じた交流が深まり、また代表的な箕輪
町の文化として発展、継続していって欲しいと思います。


ようやく荷物撤去(引越し)完了

2018-09-09 22:25:24 | 日記
今年2月に、同じ地区の約1㎞離れた新居に引越しを
したのですが、実は、未だ旧宅に主に農機具関係の
荷物を残していて、ようやくその撤去が終了しました。

荷物を運び出している最中に農繁期に突入して
しまい、また荷物の量が多く運び出すのに
時間がかかってしまいました。

約15年ほどお世話になった借家。
古いおうちでしたが、農家としては使い勝手がよく
またとても住みやすいいいおうちでした。
特に大きな手も加えることなく
(私がズボラということもあり・・屋根ぐらい
 塗っておいてもよかったなあ)
住むことができました。

残念ながら近日に取り壊しをするというので
この目に焼き付けておこうと
しばらく眺めていました。

冬は物凄く寒かったり、お風呂も薪で炊いたり、
その時は大変だったのですが、
今はいい思い出しか頭に浮かびません。
長年貸していただいた大家さんに
感謝の気持ちでいっぱいです。

温故知新という言葉があります。
このおうちで培ったものを今後に生かし
新しいものを生み出せるように心を新たに
また頑張りたいと思います。

箕澤屋市

2018-07-24 22:55:01 | 日記
皆様大変ご無沙汰しております。(このセリフ毎回書いている
スミマセン・・)

先日22日に地元箕輪町の古民家 箕澤屋にて箕澤屋市という
イベントに出店させていただきました。

例年にない猛暑の中、たくさんの方々にお越しいただき
ました。ありがとうございました。

今回、箕澤屋さんのかき氷を始め、パン屋さん
焼き菓子やさん、コーヒー屋さん、ハーブティーやさん
ピザ屋さん、甘酒やさん、占い師さんなど数多くのお店やさん
が大きな古民家の中に軒を並べ、とてもワクワク
感のあるマーケットとなりました。

その中で今回私を含め、計3件の有機農家さんが出店し、
それぞれ特徴ある農産物を販売されていてこちらも
盛況だったのですが、

あるお客様から、普段はどこで購入できるのですか?
と質問されました。そのお客様は最近東京から引っ越して
きたばかりとのこと。

私は地元スーパーに不定期だけど出荷しているとか、
いろいろお話ししたのですが、

ふと気づいたことは、せっかく同じような志をもった
農家さんがいながら、みんな販売場所や販売方法が
バラバラで、お客さん立場から考えると、今回のような
有機農産物が一堂に会したような場所が普段からあると
どれだけ喜んでいただけるんだろうなあということ
でした。

私はこの地で15年ほど無農薬で野菜等を作らせて
もらっていますが、最初の頃は全くといっていいほど
お客様の関心は低かったのですが、最近になり大分
変わってきたように感じます。

いろいろ難しい部分もありますが、いずれにしても
ここに行けば地元の有機無農薬のおいしい野菜が買える
というような場所を今後考えていかなければいけない
なあと思ったのでした。

そしてやはりこういった場は、本当にいろいろな方との出会い
があり、その中でいろいろな気づきがある大切な場なんだなあと
つくづく感じたのでした。


内山節さん講演会から箕澤屋へ

2017-11-13 00:23:00 | 日記
11月に入り、またまた遅ればせながらようやく小麦の種まきが終わりました。
ちゃんと発芽してくれるだろうか?暫く心配な日々が続きますが、とりあえず
蒔けて良かった。


その後、辰野町図書館で行われた哲学者の内山節さんの講演会に行ってきました。

「農のある里山暮らし」と題して、今後の農業のあり方や、地域がどうやって
農とともに生きていくかなどを、世界の情勢なども踏まえ、わかりやすくお話し
いただき、とても興味のある有難いお話しを聴くことができました。

自分が長野県という地で農業を始めて14年経ちましたが、いろいろ上手くいかない
ことがあり(いつも失敗の連続ですが)その原因として特にモチベーションという意味
において、最近いろいろ悩んでいました。

自分は今何のために農業をしているのか?
これから何を目指していくのか?

ここ数年、地域の新しい試みをしている方々と交流するようになり、自分の今まで
やってきたことが地域のためになればいいなあと思っていろいろ考えてはいるのですが
時間的制約(子育て・仕事の繁忙など)からなかなかうまく行動できず・・。

そんな時の内山節さんの講演会でした。

まさに自分の思っていることを代弁していただいているようで、心がすっきりしました。

これからの自分のベクトルを決める上でもとても参考になりました。

その後、古民家 箕澤屋でちょっと早い忘年会。今までお世話になった、またこれから
いろいろやっていくであろう仲間の方々とも楽しく交流もでき、とても充実した一日
でした。

もうあっという間に

2017-10-15 09:29:46 | 日記
もうあっという間に10月の半ばです。秋です。
今は田んぼの稲刈りが終わり、久しぶりに少し
ほっとしているところです。
今シーズンはPTA会長という大役を無事こなす
ために奔走していたこともあり、ある意味充実、
ある意味バタバタとした日々を過ごしていました。
いろいろなところに気が回らず、いろいろな方に
ご迷惑をおかけして申し訳なかったのですが、
何とかこなしてきた感じです。
少し時間ができたので少し今シーズン前半戦の
反省などをしています。
野菜に関しては夏野菜は浅根性のキュウリや
カボチャが調子良かった反面、深根性のナスや
ピーマンがうまくいかず、夏の日照不足は仕方
ないとしても、病気や初期生育の悪さは、
これからしっかりと検証して、対策していきたい
と思います。
お米に関してはやはり水生雑草の多さ。こちらも
水管理でかなり
解決できるので気をつけなければいけませんが、
クログワイという深水管理をしてもどんどん生えて
くる厄介な草に関しては、畑に転換するといった形で
しっかり対応していかなければいけないなあと。
いずれにしても、結局は真面目にしっかりやっていく
というところに尽きます。
農業というのは長い時間軸の中でいろいろ考えていか
なければいけないのが面白い反面、難しい面もあり
ます。
今の結果は3か月前、もしくは1年前の作業の結果
だったりするし、そして今頑張れば、3か月後、
1年後に笑えると(笑えない時もあるのですが)。
そして、いろいろな辛い作業や状況がある中で、
一番のそして唯一のhappyな瞬間は、出来の良い野菜
や農産物を豊かに収穫できることであり、最後に笑える
ためにやはり頑張らなければいけないのかなと最近
つくづく思います。
さあ次は何をしなければいけないかな?
まだまだいろいろな野菜の収穫や販売が待っています。
考えて仕事することをもちろん楽しみながら、残りの
今シーズン後半戦も頑張りたいと思います。