ナチュラルファームGrato Gratoな毎日

当ファームでの日々の出来事を
綴っていきたいと思います。
ホームページもありますので
是非ご覧ください。

今週の野菜達など

2011-06-21 18:29:15 | 日記


春の低温でとても遅かった野菜の生育ですが
最近、梅雨のおかげでだいぶ勢いが出てきました。
今年の梅雨は適度に中休みが入り、野菜の生育
にはもってこいの状況ですが、比較的涼しい気候
のため、夏野菜が少し遅れ気味です。これからの
挽回を期待します。

さて、信州の梅雨は植物や木々が生き生きとし
きて、雨の合い間に出る日差しの鮮やかさとか
空気もとても澄んでいて気持ちがいいです。


少し前になりますが「いま会いに行きます」と
いう映画でロケ地が信州の諏訪地域あたりだった
と思いますが、梅雨の幻想的な感じとか自然の
美しさを表現していました。

雨と湿気で敬遠されがちなこのシーズンも十分
楽しめるなあと思っています。

田んぼの代かき

2011-06-01 17:05:52 | 日記
6月1日に田植えを予定して、一枚は何とか終了。

もう一枚はトラクターのタイヤの跡が残っていたり、
でこぼこだったりで納得いかず
再度代かきをやり直すことにした。

当地は排水が良すぎるくらいの土地で、田んぼに水をためる
のが大変。通常多くても2回の代かきをだいたい3回は行う。

やり直しの田んぼは昨年まで休耕田だったこともあり結局4回
入ることになった。

とにかく有機栽培でお米を作る場合、田んぼを平らにすること
がとても重要(でこぼこになると草が生えやすい)なのですが
これがなかなか難しい。

仕上げの代かきは水をなるべく少なくして、塗り壁のように
ゆっくりなでるようにやっていく。

周りの農家は農薬を使っていても、世襲制による技術伝承が
きちんとなされているのと、熟練の高齢者が多いのもあり、
代かきの技術は抜群で、到底かなわない。

ようやくクリーミーな泥になってきて、ジュアーというなんとも
言えないドライブハロー(機械)の回転音がするようになってきた。
(音で泥の状態が分かる、まさに職人芸、私はまだまだだ。)
そこそこいいかなと言うところで終わる。こだわり過ぎると逆に
失敗したりする。

とにかく稲作は一つ一つの作業が奥が深く、魅力的である。
日本の農家が稲作にこだわる理由がそこにあると思う。