形容詞の３文字略

「ムズい」という言葉が嫌いだといった内容のブログを書いたことがある。
ブログ内検索してみたら、もう５年も前のことだった。
今でも嫌いだし、気持ち悪ささえ感じる。
でも、５年経った今も使われているってことは、新しい言葉として市民権を得ちゃったってことかなぁ。
次の広辞苑の改訂版とかに載ったら嫌だなぁ。

前も書いたけど、若者言葉として使われるのはまったく構わない。
一種の業界用語みたいなものだと思うし。
また、メールやＬＩＮＥなど、なるべく文字数を減らそうという流れで使うのもいいと思う。
でも、しゃべり言葉として、いい年したおっさんが使っているのを聞くと、本当に勘弁してほしいと思う。
実際、テレビでおっさん芸能人が使っているのをけっこう聞くしね。

「ムズい」だけでなく、形容詞の３文字略には嫌いな言葉が多い。
一般化した言葉としては「気持ち悪い」の「キモい」が走りかなという気がする。
その後、「うざったい」の「ウザい」や「気色悪い」の「キショい」など、マイナスイメージの言葉が多かったのも、嫌いな理由の一つかもしれない。
その他、前述の「ムズい」に、「恥ずかしい」の「ハズい」なども聞いていて気持ちの悪い言葉だ。
もしかしたら、「ウザい」や「キショい」に元々の言葉があることすら知らない若者も増えてきているのかもしれない。

僕は若者言葉や言葉の変化にはわりと鷹揚な方だ。
「言葉の乱れ」や「間違った日本語」といった表現は好きじゃないし、「言葉の変化だろ」という考えの持ち主でもある。
でも、どうしても形容詞の３文字略は受け付けない。
真の理由は自分でもわからないけど。
これは、永遠に変わることはないと思う。