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五藤テレスコープ的天文夜話

単眼鏡GT-M518 Amazon100台突破と古い航空機の観察

2017-05-29 09:42:05 | 製品情報





前回のブログでAmazonにて発生した詐欺的な出品問題ですが、このところチェックすると、ひとまず落ち着きを取り戻している感じで、GT-M518もコンスタントにご用命をいただいております。そんな中で先週末ですが、Amazonでの販売数がおかげさまで100台を超えました。品質については自負しているものの、価格帯や単眼鏡という製品の性格上双眼鏡のような売れ行きは正直難しいと思っていただけにうれしい状況です。この場を借りてですがご用命いただいたみなさまには厚く御礼申し上げます。

さて、すでにGT-M518のお持ちの方は、自然・博物館・美術館などで活用されていると思います。なので、筆者が同じことを語ってもダブってしまいますから、少し毛色の違うものを観察してみようと思いました。先日ですが、岐阜県各務原市にあるかかみがはら航空宇宙科学博物館に行ってきました。現在同館はリニューアル工事中で、収蔵庫で一部展示をおこなっています。最大の目玉の一つが太平洋戦争中に川崎重工が開発・製造した三式戦闘機「飛燕」です。本機についてはネットや書物等で豊富に解説されているのでここでは述べませんが、現在残っているのは同館に展示されている1機だけです。この機体は戦後米軍横田基地での展示に始まり、その後は全国あちこちで展示され、最後は本機を製造した岐阜に戻ってきました。その間にあちこち壊れたり、欠品したりしたので、メーカーである川崎重工がプロジェクトを立ち上げ修復を行ないました。現在は機体を複数に分割した状態で展示していて、本機の構造がどんな風になっているかを見る貴重なチャンスとなっています。ここで威力を発揮したのが単眼鏡GT-M518でした。機体表面に打たれた無数のリベット、かすかに残っている当時の機体番号や注意書き、エンジンに取り付けられたたくさんのプラグやコード類、分割されていることでわかる機体構造などを明るく・シャープに観察できます。また操縦席のメーター類や小さな説明書きの文字もはっきり読めるので、実機に関する理解を深めることができました。こうして考えると、航空・鉄道等の博物館でも単眼鏡が1個あるだけで世界がきっと広がるのではないかと思います。(kon)

かかみがはら航空宇宙科学博物館のHP
http://www.city.kakamigahara.lg.jp/museum/ 

単眼鏡GT-M518について
http://gototelesco.co.jp/gtm518mono.html


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