昇交点

五藤テレスコープ的天文夜話

西村彗星(C/2023 P1)

2023-08-25 12:47:19 | 天体観測



8月13日明け方、天体観測家の西村栄男さんがふたご座で新天体を発見し、観測の結果新彗星であることが確認でき西村彗星(C/2023 P1)と命名されました。

25日早朝、天候が良かったので会社でMX-HD赤道儀に6㎝屈折と冷却CMOSカメラを取付けて西村彗星を狙ってみました。光害があるため相応の写りではありますが、ブルーグリーンに輝く西村彗星を捉えることができました。また日本の方が久しぶりに発見した彗星ということもあるので観測ができて幸いでした。

現在新天体の捜索は研究機関による自動化によって、アマチュアが発見できる可能性が減ってしまいましたが、そのような中で新彗星を発見したというのはまだまだアマチュアにもやれることがあるかなと思った次第です。

彗星画像について
2023年8月25日 03時30分~ MX-HD赤道儀 + 6cm屈折(f=264mm)  露出  20sec × 49枚

MX-HD赤道儀
http://gototelesco.co.jp/mxhd.html

弊社ツイッター(X)のつぶやき
https://twitter.com/GOTOtelescope/status/1694875868865425640

西村彗星について(国立天文台)
https://www.nao.ac.jp/news/blog/2023/20230823-comet-nishimura.html


4年ぶりの胎内星まつり

2023-08-21 09:49:58 | 星まつり・観測会・イベント



18日金曜日から「胎内星まつり2023」が開催され、弊社も出展いたしました。

コロナ禍のため4年ぶりの現地開催になりましたが、久しぶりということもあって会場はとても賑わいました。天候の方はゲリラ豪雨はなかったものの、日中の気温がとても高かったので、水分補給を含めた暑さ対策が必要な状況でした。

そのような状況の中、弊社ブースに立ち寄りいただいたみなさまにはお礼申し上げます。

夜はMX-HD赤道儀に6㎝屈折と冷却CMOSカメラを取付け雲間から見える天体を電視観望でデモをいたしました。雲量は結構ありましたが、画像のようにいくつかの天体をとらえることができました。いずれも10秒露出を複数枚自動でスタッキング(合成)しています。

あと他のブースも見ていると、このような電視観望でデモしているところが多くなりました。前回から4年の時間が経っていますがスタイルの変化が印象に残りました。

来年は開発を進めている上位機MX-HD+を持ち込めればと思っていますので、引き続きご期待いただければ幸いです。


胎内星まつり2023
http://www.tainai.jp/2023/

MX-HD赤道儀
http://gototelesco.co.jp/mxhd.html

 


胎内星まつり2023出展します

2023-08-16 10:53:56 | 星まつり・観測会・イベント

弊社は18日金曜日から開催される「胎内星まつり2023」に出展します。

前回参加が2019年で、以降はコロナ禍のためオンライン形式開催だけになってしまったので4年ぶりの現地開催です。
また今回は40回目という節目にあたります。

待ちに待ったという感もあるかと思いますので、この機会にぜひお越しいただければ幸いです。

今回はMX-HD赤道儀を中心に展示・デモをおこなう予定です。

胎内星まつり2023
http://www.tainai.jp/2023/

MX-HD赤道儀
http://gototelesco.co.jp/mxhd.html


雑誌「刀剣画報」単眼鏡特集でGT-M518が紹介

2023-06-06 11:24:37 | 製品情報


現在、単眼鏡は美術品・絵画の鑑賞で活用される事例が増えてきていますが、最近は日本刀などの刀剣鑑賞にも単眼鏡を使う事例が増えて来ているとのことです。刀剣は武器だけでなく工芸品としての側面が非常に注目されていて、若い人たちにもブームになっているとか。

そうした中で専門誌「刀剣画報」が刀剣鑑賞におすすめな単眼鏡特集し、その中にGT-M518も加えていただきました。
GT-M518の明るくシャープでクリアな見え味は刀剣の輝く刃、浮かび上がる紋様などのディテールを浮かび上がらせてくれるでしょう。

刀剣鑑賞の際はぜひGT-M518をお供にしていただければ幸いです。


単眼鏡GT-M518
http://gototelesco.co.jp/gtm518mono.html

「刀剣画報」のofficial web
https://www.tokengaho.com/

 


M101銀河の超新星 SN2023ixf

2023-05-25 15:42:59 | 天体観測

5月19日、おおぐま座の銀河M101に超新星SN2023ixfが発見されました。
発見後の分光観測によって、この超新星は大質量星の重力崩壊によるII型超新星と確認されています。

発見後から増光しているとのことで弊社でも早速狙ってみました。

今回は都内と高知県高岡郡津野町「星ふるヴィレッジTENGU」に設置したMX-HD赤道儀(6㎝屈折・冷却CMOSカメラ)を使いました。都内は薄雲と光害に影響で銀河の描写は物足りませんが、超新星はすぐ分かるほど明るくなっていまました。(上の添付画像参照)

また津野町星ふるヴィレッジTENGUは四国カルストに位置し、良好な星空環境ということでM101銀河の腕部と超新星両方を短時間露光とスタック処理でとらえています。(記事と画像は下記ツイッターのリンク先からご覧ください。)

メシエ天体の銀河ということで距離も近いことからしばらくは観測を楽しめそうです。
ちなみに、M101銀河には2011年 SN2011feも出現していましたので、超新星捜索でも注目しておいた方が良さそうです。

アストロアーツの当該記事
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13040_sn2023ixf


五藤テレスコープのツイッター 
https://twitter.com/GOTOtelescope