昇交点

五藤テレスコープ的天文夜話

皆既月食

2014-10-09 09:30:00 | 天体観測





昨夜の皆既月食はいかがだったでしょうか。

中にはStarCruise842でご覧になったり、マークⅩユーザーのみなさまの中には2軸モータードライブを活用された方もいらっしゃったかも知れません。

こちらの方ですが、当日は朝から雲量が多く、夕方になるとほぼ雲が空を覆う状況になり、これはダメかも知れないという状況ですが、撮影用の望遠鏡・眼視用のスポッティングスコープをセットし開始を待ちました。

食が始まるころ、雲の切れ間から月が時々姿を見せるようになったものの、ニュース番組の月食中継を見ると都内は何と快晴でちょっとショックでした。しかし、今から晴れ間を探して移動することも無理なので腰を据えることにしました。

そうすると、食が進行するにつれ晴れ間が増え、奇跡的に皆既中はほぼ月のあるところはスカッと晴れる状況となり、画像の通り赤胴色の月を見ることができました。天体望遠鏡を撮影用にしたので、眼視では20倍のスポッティングスコープと会社のStarCruise842で月を眺めていました。

皆既中の月の西側には天王星見えており、StarCruise842でもわかりました。都市部で天王星を探すのは難物ですが、今回のように月がそばにあると分かりやすいです。

その後皆既が終わると再び雲が出始め、終了まではほぼ雲中という状況で今回の皆既月食は終わりました。なので全部の経過を追いかけることができませんでしたが、皆既だけはほぼ見ることができたのは幸いでした。ちなみに皆既月食を前回見たのは2011年12月ですから、気がつけば3年ぶりで時が経つのはやっぱり早いものだなと思いました。(kon)

画像上:皆既中の月
画像下:皆既中の月と天王星

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