五藤光学研究所のドームなびですが、児玉光義連載「星夜の逸品」の新連載が始まりました。
タイトルは『1インチ望遠鏡の「甲号」～天文趣味民衆化の爲め大量生産廉價提供～』で、五藤光学研究所創業時に製造・販売した口径１インチ屈折望遠鏡についてです。
今となっては市場に出ている入門用望遠鏡には到底及ばないスペックですが、この望遠鏡が天体望遠鏡市場に多大な影響を及ぼしたことは間違いありません。いったいどのような内容になるのかぜひご期待ください。(kon)
筆者は機会があれば一度でもロケットの打ち上げを見てみたいと思っていますが、発射場が遠地だったり、打ち上げ延期になることも少なくありませんのでなかなか機会がありません。
さて、昨日の17時45分に種子島宇宙センターからH-ⅡAロケットが打ち上げられました。Ｘ線天文衛星「ひとみ」が搭載されていたことは昨夜のニュースでもご存知かと思います。今回は夕刻ということもあって、上昇するH-ⅡＡロケットを見ることができるかも知れないという情報がネット上でありました。しかし、東京だとかなり離れているので目視は難しいとは思っていたのですが、Youtubeでロケット打ち上げを見ているとふと気になったので、窓から南の空をながめると、高度20度くらいと低かったのですが、雲のようなものが回りに見えていた雲とは違うスピードで東の空に移動しているのが見えました。さっそく双眼鏡で見てみると、彗星のようにガスをまとった光点が見えてました。周りに航空機もいなかったのでH-ⅡAロケットだとわかりました。良く見ると２つに分かれて移動していたので、第1段目の分離をしたあとみたいです。
こんな様子ですが、はじめてロケットの打ち上げを見ることができました。これでわかったことは時刻と飛行経路にもよりますが東京でも十分見るチャンスがあるということです。次回このような好条件があるかわかりませんが、撮影もしてみたいと思っています。(kon)