昇交点

五藤テレスコープ的天文夜話

ブログタイトルについて

2012-10-29 17:57:33 | うんちく・小ネタ

Syoukouten


Tenmonyawa


ブログタイトルになっている「昇交点」ですが、読み方は「しょうこうてん」といいます。昇交点は公転する天体を地球で観察した場合、天体が天の赤道を南から北に向かって通過する交点のことです。

どうしてタイトルをこのような天文学用語にしたかというと、昇交点はかつて五藤光学天文部の会報名だったのです。発刊されたのは1968年、弊社社長も10代後半、他の天文部メンバーも20代前半と若く、それぞれが太陽、惑星、月面、分光、変光星の観測報告など掲載していました。また観測に関連する機器の製作や撮影技術の工夫も随所にあり、それが後に天文誌の記事に掲載されたり機器の製品化につながりました。当時の天キチ社員(死語ですが)のパワーを感じさせる内容です。

またサブタイトルについている天文夜話の方ですが、こちらはご存じの方は結構いらっしゃるかも知れません。

これは画像の通り、五藤光学研究所創業者 五藤齊三の自叙伝「天文夜話」から取ったものです。

この2つのタイトルには五藤光学の天文についての想いや行動が示されていると思いブログにこの名前を使うことに決めました。五藤テレスコープで再出発する「昇交点 五藤テレスコープ的天文夜話」におつきあいいただければ幸いです。(kon)


五藤テレスコープ株式会社です

2012-10-22 16:08:52 | 会社情報

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静かな船出ではありますが、9月21日に五藤光学研究所隣の大東京綜合卸売センター2階に五藤テレスコープ株式会社が誕生しました。弊社は名前の通り、五藤光学研究所の天体望遠鏡部門が独立し子会社化したものです。

さて、五藤光学の望遠鏡は現在では公共施設向けのみとなり、個人向けについては製造販売を終了してしまいました。しかし現在でも高い評価をいただいているようで、オークションに出た8cm屈折鏡筒やマークX赤道儀が結構な価格で落札されるケースもありその人気の高さがうかがえます。また修理やオーバーホールもご用命をいただき昨今は件数も増加傾向にあります。

そんな五藤光学製望遠鏡ブランドを継承する会社ということで重責を感じていますが昨今の市場状況の中で今後みなさまにどのようなサービスを提供できるか社員一同知恵を絞っているところです。

そして、そう遠くない将来に再びみなさまに使っていただけるような天体望遠鏡や観測機器を提供することを目指しています。

今後とも五藤テレスコープ株式会社よろしくお願い申し上げます。
(kon)