ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

アメリカ版世にも奇妙な物語(J.D.ホーキンス、フランク・コーリー・シールズ監督)

2009-01-27 | Weblog
キャスト:ティモシー・エリック、スティシー・ハリス、ジャレーン・マック

評価:なし

コメント:タイトルのつけ方からしてB級ムービーだが、実際にはZ級ムービーともいうべき世界が展開する。キャストは看護婦役の一人を除いては全員アフリカ系アメリカ人。原題は「Street tales of terror」。
 ショートストーリーを3つ挟んで全体の映画が終了するという展開なのだが、美術も衣装も予算が少なかったらしく、あからさまなメイクでの「血糊」がけっこうアナログで新鮮かもしれない。またアメリカの郊外の雰囲気も伝わってくる。  
 都会のスラムではなく、郊外の庭で(おそらく)クラックの売人をしている二人。都心部での土地が高騰してスラム街がだんだん郊外へ移動してきたというニュースがこの映画でも反映されている。
 コカインはあまりに高価だったため所得階層が低い人間には入手が不可能だったのだが、クラックという形で安値で売りさばけるようになったのが1970年代のアメリカ、そして現在に至る。
 物語はなぜか1970年代、80年代にさかのぼるのだが、最初の一話は1983年5月14日の「ジェシカの物語」。これもストーリーは別としてアメリカの統計では、家庭のプールが約11,000あり、そのうち一年間に一人の割合で子供が溺死すると言う事故が起きている。銃で撃たれて死ぬ子供よりもプールでおぼれてしまう子供のほうが確率が高い。さらに1975年のセントラル大学の「幽霊話」。70年代の雰囲気があまり出てこないのだがあえて70年代に場面を設定して話はまた2008年に逆戻りしてくるという構図をとる。アナログ過ぎて逆に笑える場面も多いが、このDVDを買った人の中には怒っている人もいるかもしれないなあ…

ストーリー:ショバ代を請求された街角のチンピラ、ジョイ・ドッグとキース、そしてジョイの彼女のピーチズ。元締めとのトラブルになった後、現場を目撃していたホームレスを発見。ホームレスは「面白い話があるからそれを聞いてくれ」と嘆願し、3人はそのホームレスの話に次第に引き込まれていく…。

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