ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

ブラック・ダイヤモンド(アンジェイ・バートコウィアク監督)

2008-01-08 | Weblog
ストーリー ;ロスアンゼルスの地下鉄、そして宝石取引所をめぐっての泥棒と泥棒と警官の三つ巴のスピード勝負。そしてまた炸裂するクールなジェット・リーの思いもかけないアクション技。マンションの屋上から目的地にたどり着くにはもちろん、ジェット・リーならではの「技」で飛び込んでいく…
出演;ジェット・リー、DMX、マーク・ダカスコス
コメント;中国全国武道大会優勝はだてではない。カンフーの切れというのが画面ではもう明らかにジェット・リーが他を圧倒している。とはいえ敵役のマーク・ダカスコスもなかなか鋭い技を見せるが考えてみればこの人、「ジュボーダンの獣」というフランス映画ではアジア系統の武人として出演して凄いシーンを連発していたわけで、マーク・ダカスコスのセリフが聞けるだけでもこの映画貴重(「ジュボーダンの獣」ではほとんどセリフがない)。
 で、「恋のトリセツ」で切ない美女ぶりを見せたガブリエル・ユニオンもセクシー技とつたないカンフーでそれなりに画面を展開。バギーでロスアンゼルスの街をかけぬけるシーンも凄いアイデアで、見せてくれる。そしてラストもまた突っ込みどころ満載の展開で、ヘリコプターは墜落するは、戦車はでてくるは、機関銃が二台も炸裂してしかもカンフー技。でさらには計測不可能なほどのプルトニウムまででてきて世界滅亡がかかったカンフーシーンが同時進行で展開。もちろんクリント・イーストウッドも勤務しているロスアンゼルス市警はカンフーシーンの最中にでてくるほどヤボではないから、火事も鎮火してそこそこ騒ぎがおさまったところにポーランド的な家庭風味でしっかり終わる。いや、これ褒め言葉で。
 それにしても「リーサル・ウェポン4」の撮影をしていたというこの監督。おそらく「リーサル・ウェポン4」では悪役でセリフもすくなかったジェット・リーにほれこんだんだろう。とにかくサングラスをかけてロスアンゼルスの街をひっそり歩くジェット・リーがかっこいい。これだけ西海岸が似合うアジア系統の役者は少ないのではないか。役者の力と武道の力を画面にたたきつけた「ブラック・ダイヤモンド」。アクション映画にはやはりその名をとどめることだろう。

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