ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

ブルース・オールマイティ(トム・シャドヤック監督 )

2008-01-08 | Weblog
ストーリー ;アンカーマンを目指して地方ローカル局のレポーター、ブルース・ノーランは恋人の思い等歯牙にもかけず報道に命をかけるが、その夢もむなしく消えた。結局リストラされて放送局を追い出され、神の無為を責めるが…。
出演;ジム・キャリー、モーガン・フリーマン、ジュニファー・アニストン
コメント;「マジェスティック」も1950年代を描いてよかったけれどやっぱりジム・キャリーは「お笑い」あるいは「ラブコメ」の中の方が素敵。「ライアー・ライアー」によく似ている展開だ思ったら、同じ監督だ。モーガン・フリーマンと二人で並んで黙々とビルの床を掃除するシーンも結構素敵。モーガン・フリーマンの演技がうまいといわれるのは、こうして無口でありながらも存在感が示せるというところかもしれない。歩く様子もさまになるし、衣装もどんなシチュエーションでも相当に研究していることがわかる。「お笑い」のモーガン・フリーマンというと「ベティ・サイズモア」の演技もなかなかだったが、神様役で出演したこの映画でもモーガン・フリーマンの演技がさえる。で、恋人役のジュニファー・アニストンも非常にきれいでいいなあ。ブラッド・ピットの元奥さんだというが、ラストに特集されているNG集でもきれいな笑顔ですばらしい。
 「月をひきよせて…」「クリント・イーストウッド」「十戒」など過去の映画へのパロディや「タイタニック」への皮肉など過去の映画への批判も相変わらず。この監督、権威をちゃかして笑いをとるという古典的な技を見事に活用しきっている。テーブルのスープの場面では笑ったし、最後に自分のことを知る…あるいは他人のために何かをする…といったあたりまえのことにきづかされている自分を発見する。
「若者がドラッグに頼らずに学校に行く…それも奇跡だ。日常は奇跡にあふれている。軌跡というのは日常から起こるんだ…」としみじみ語るモーガン・フリーマンの長い台詞回しに心が熱くなる思い。タイトルとは裏腹にやっぱり中身は充実したラブコメ路線で、非常に面白いし大人のウィットも満載の展開。

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