ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

ダーク・ウォーター(ウォルター・サレス監督)

2008-01-15 | Weblog
ストーリー ;1974年。雨の日に母親の迎えを待つ少女。しかし現れた母親はなにかにいらだちながら子供をせきたてて自動車に乗せるのだった。それから31年後2005年のニューヨークでは離婚調停が進んでいた。テーマは子供の親権で、ニュージャージーに800ドルの部屋を借りている父親が親権では優勢。母親のダリアは、「ザ・トラム」(TRAM)とよばれるロープウェイにのってニューヨーク郊外にあるルーズベルト島に900ドルの部屋を借り、地元の医療機関で健康診断書のコピーやチェックをする仕事に携わる。しかしそれもつかの間で、9階の部屋には無人のはずの「10F」から「汚い水」がどんどんしたたり落ちてくるのであった…。
出演;ジェニファー・コネリー 、ジョン・C・ライリー 、ティム・ロス
コメント;始終雨が降り続けている。そして映画が上空からルーズベルト島をとらえるとき、画面の一角にはかならず入ってくる時代遅れの高置式水槽。実際に日本ではすでに発生したことがある事件もあり、途中でどこに「何」があるのかはだいたいわかってはくるようにはなるが、アメリカ人にとってはショッキングな内容だったのではないかと思う。血しぶきも「切り裂き魔」も一人もでてこず、現れるのは小さな女の子と汚くどすぐろい水だけ。それだけでこんなに怖いというのもすごい。画面全体は最初からラストの一部を除いてはずっと曇っており、それがまたすごい演出だと思う。築造30年以上のコンクリートの集合団地が本当に不気味だ。ハローキティのリュックサックなどに日本原作の香りもちらほら。「ユージュアル・サスペクト」で日本人コバヤシを演じたピート・ポスルスウェイトがアパートの管理人として印象的な演技。

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