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 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

ハンニバル・ライジング(ピーター・ウェーバー監督)

2008-01-16 | Weblog
ストーリー ; 1944 年のリトアニア。ドイツ軍の侵攻により、レクター一家は山荘に逃れる。しかしそこでの生活も突如現れたソビエト連邦軍とドイツ軍との爆撃により破壊され、レクターと妹の二人だけが残される。そして制服をとりかえては、あちこちの廃屋から略奪行為をしていた一群が現れ…。その後レクターはソビエト連邦の教習を受けつつ、しゃべれない状態が続く。ある日、教練で教官に反抗したレクターは閉じ込められるが、そのまま脱走。かつて自宅で母親が大切にしまっていた手紙を頼りにポーランド、東ドイツ、西ドイツそしてフランスへと渡る…。
出演 ;ギャスパー・ウリエル、 コン・リー 、ケヴィン・マクギッド
コメント;ずいぶんと前に劇場でみた映画なのだが、爆撃音のすさまじさがいかんなく大きな画面とともにせまってくる。リトアニアの領土でドイツの爆撃機とソビエト連邦の戦車が戦うシーンが印象的だ。いずれも他国軍には違いないわけだが。雪が降る中でふらふらと倒れる場面や、ゆっくりとしたアクションシーンが印象的。ギャスパー・ウリエルのわずかな表情の変化で「すべて」を語る演技が素晴らしい。台詞に頼らないで演技をする役者はやはり最高だ。スピードに頼らないアクションを展開するのもなかなかのもの。「マイアミ・バイス」でキューバ人を演じたコン・リーが今回は日本人の演技。これもすごい。中国出身の女優さんだとわかりきっているのに、日本人の自分ですら「日本人だ」と思い込ませてしまう女優。「マイアミ・バイス」ではサンバを踊っていたがなかなかの身のこなしで、この映画でも剣道の場面とさりげない汗が最高。ナチス・ドイツが蹂躙した東から西へのルートを逆にたどり、そして日本人に「異なる文化」を移植されて、「羊たちの沈黙」の世界へとつながる。となると次に登場するのは30代~40代のハンニバル・レクターなのだろうか。ちょっと楽しみ。

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