ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

サムサッカー(マイク・ミルズ監督)

2008-01-16 | Weblog
ストーリー;17歳になっても親指をしゃぶる癖がぬけない高校生ジャスティン。歯医者のところに通っているうちに、心理学的な講義を受ける。そしてカウンセラーからADHDとも診断されるが、その処方箋としてまず薬物を飲用。しかしそれは本質的な解決にはならず、次第に薬物ではなく別の原因を自分で探り当てていく…。
出演;ヴィンス・ボーン、ティルダ・スウィントン 、キアヌ・リーブス
コメント ;う~ん…。キアヌ・リーブスはやはりお医者さんの役が非常に似合う。これだけスマートな歯医者でありながら、髪の毛はぼさぼさで歯医者の癖に催眠術や心理学について急に語りだしてしまうという破天荒ぶり。おそらくアメリカの法律でも医師法違反の対象になると思うのだが、そういうことはぜんぜん気にしていない風来坊ぶりが印象的。またジャスティンの母親役を演じたティルダ・スウィントン。すでに「コンスタンティン」でスマートな天使の役で鮮烈なイメージを残したが、この映画では、憧れの俳優のために看護の職場を変えて、とてつもない献身的な作業で一人の俳優を立ち直らせるというやくどころ。英国出身の俳優だけあって優雅さが漂う演技が素晴らしい。で、この手の映画ではもちろんラストは定番どおり。後はどうするか…は結局、ジャスティンが一人で決めることになる。根拠のない将来への展望がバスでニューヨークへ向かう少年の心を満たす…。あれ…これはもう21世紀版の「アメリカン・グラフィティ」か。じゃ、別に改めて製作することもない映画だったのかもしれない…。あ、それでも高校教師の役のヴィンス・ボーンが実にいい感じ。リアリティあるなあと思った。台詞回しもしっかりしているし、この俳優は本当にコメディもシリアスもなんでも絵になる不可思議な俳優だ…それほど美形っていうわけでもないのに…謎だ…

最新の画像もっと見る

コメントを投稿