ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

スパイダーマン3(サム・ライミ監督)

2008-01-05 | Weblog
ストーリー;スパイダーマンと大学生、そしてフリーのカメラマンの3つの顔をもつピーター。スパイダーマンとしては名誉市民賞を獲得、そしてプライベートではMJとの交際も順調でプロポーズも決意していた。だがしかし夜空の星をMJと見に行った直後から、新たに「黒い影」がしのびよる…
キャスト;トビー・マグワイア、キルスティン・ダンスト、ジェームズ・フランコ
 「サイドウェイ」で印象深い演技をしていたトーマス・ヘイデン・チャーチが低音が魅力の悪役サンドマンで出演。もともと「おどろおどろしい」顔つきではあるのだが、珪素の化け物という演出がほどこされるとさらに「おどろおどろしい」感じになる。特撮メイクとはいってもやはりこういう演出でないと、映画がつまらなくなる。この映画の中ではやはりサンドマンが一番お得な役回り。特に砂の表面がさらさら揺れて一つの物体を形作るまでの画面の流れがとても綺麗。どうしてこんなアイデアが浮かぶのかが不思議だが、サム・ライミ監督にはこうしたSFXの撮影をたくみに取り込む才能があるのだろう。スパイダーマンの跳躍感覚はやはりPART1が一番面白く、3になるとさすがに見飽きた部分もある。が、初登場のサンドマンにはこれまでのシリーズ作品にはないゆったりした動きと滑らかな画像がみられる。そしてこの映画でシリーズ3作連続出場のジェームズ・フランコがまた素晴らしい。一応悪役という設定だが、それでもキルスティン・ダンストと一緒に撮影している「料理」の場面がとても素敵だ。これ、実際にジェームズ・フランコが料理をしているのだと思うが、とても美味しそうな料理の数々。特にオムレツをひっくりかえすシーンやダンスを踊るシーンがナチュラルで素敵。トビー・マグガイア自体も主役としては悪くないのだが、この映画では、特撮に頼らないジェームズ・フランコの自然体の演技がいいなあ…。意味があるのかといえば実はないのだが、意味なくMJと料理を作って踊るシーンがラストのアクションシーンよりもずっと印象が深い。

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