ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

ニューヨーク・ミニット(デニー・ゴードン監督)

2008-01-04 | Weblog
ストーリー ;双子の姉妹ライアンのうち一人はオックスフォード大学への奨学金獲得のため、またもう一人はデモンストレーションテープの売り込みのためにニューヨークに行こうとするが…。
出演 ;メアリー・ケイト・オルセン、アシュレー・オルセン、アンディ・リクター
コメント;たわいもないといえばたわいもないのだが、このオルセン姉妹は確かに可愛い。やや背が低い印象だがこれは成長とともに見守るアメリカテレビの視聴者の好意などもあってこの映画は成立するのだろう。まともにみているとかなりのご都合主義にて白けるが。
 ロック、授業サボリ、遠出、車、奨学金、大学受験といった10代特有のテーマをそれなりにミックス。でもいまどきの10代がそうした定番のアイテムで感動できるのかどうかは非常に疑問。良くも悪くも「昔の十代」の思い出を21世紀の十代に反映しているような無理も感じた。携帯電話など一部のアイテムは確かに21世紀だが、扱っている内容はまるで80年代。作り手の思いがあまりにも露骨にですぎているような印象も受ける。
(オックスフォード大学)
 英国はかなりの階級社会で、ある労働者階級の人間が学生として入学しても声もかけられないおともあったときく。本当かどうかはともかくありそうな話ではある。研究機関としての大学として著名な教育機関であるが、年間授業料は200万円を超えるともされる。奨学金制度がないととてもではないが卒業はできない。日本でいう保育園は英国ではレセプションスクールとよばれ、7歳で小学校、11歳で中学校に入る。11歳から18歳までが「中学校」に相当するが、これはかなり多様で、
テクノロジーとビジネスを重視した中学校なども制度として存在する。こうしたビジネス専門の中学校は企業がスポンサーだが、ボランティア団体がスポンサーのシティカレッジなどもあるようだ。そして「貴族階級」はパブリックスクールに入り、約2400あるパブリックスクールのうち、1440年設立のイートンなどが有名。
 このパブリックの中からえりすぐりが英国初の大学オックスフォードへ進学する。39の独立したカレッジの集合体で、2つが女子専門、残りは共学である。ちなみにケンブリッジはこのオックスフォード大学の学者が分離して設立したもの。そしてトリヒティカレッジは1546年にヘンリー8世が設立した。入学はもちろんかなりの難関であるうえ、この階級社会は現在も克服されていないため、ただオックスフォードを出ただけでは実はどうにもならないとされているようだ。ただアメリカには継続教育単位など留学先の習得単位をそのまま国内で認定する制度があり、これが利用されているのではないかと推察される。
(ダイブ)
「レコード会社のオヤジの踊りは古い」だのなんだのといいつつ「ダイブ」を楽しむ二人。ダイブももはや伝統芸能に近いということだけは指摘しておきたい。

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