ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

エクソシスト・ビギニング(レニー・ハーリン監督)

2008-01-05 | Weblog
ストーリー;「エクソシスト」より25年前のケニアにさかのぼる。5世紀ごろのケニアの東遺跡から教会が発見された。ただし外観はとても1500年が経過しているとは思えないほど。第二次世界大戦の記憶で考古学者として働いていたメリンが、非公式なバチカンの要請を受けて遺跡の鑑定に向かうが…
出演;ステラン・スカルスゲールド、ジェイムズ・ダーシー 、イザベラ・スコルプコ
コメント;「エクソシスト」でみたオブジェが再び姿をみせる。こういう前ストーリーだとするとケニアでなくしたオブジェが再び1970年代にイラクで発見されたということになるわけだ。マックス・フォン・シドーが演じた複雑怪奇なメリン神父がえらくシンプルな存在になってしまったなあ。おそらくは、ハイテク技術が相当に多用されているのだがアナログな「エクソシスト」と比較してもぜんぜん怖くない。
 ただ「エクソシスト」でメリン神父がイラク遺跡で話をしているときに突然時計が止まり、それがえらく怖かったわけだが、そのシーンへのオマージュはこの映画でもほんの少し使われている。またハエを画面にちらっとみせることで、悪魔のイメージをかもし出すのは、「パッション」とか「コンスタンティン」と同様。この虫にはどうしてもベルゼブブのイメージが…。「ビギニング」では「ルシファー」が悪魔の本来の名前という設定だが、ルシファーが天国から追放された後におりてきたのがこのケニアではなかろうか…という話になっている。逆さ十字とか得体の知れないハーケンクロイツとかいろいろ表現は面白いのだが、ぜんぜん怖くない上にメリン神父にはもっととてつもない過去があってほしかったものだ。つまらなくはないが怖くないホラー映画というのはどうにもこうにも。また、「音」とか「カラス」で怖がらせるという邪道も許しがたい…。

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