ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

17歳のカルテ(ジェームズ・マンゴールド監督)

2007-12-28 | Weblog
ストーリー ;17歳の主人公は「頭痛から逃れるため」アスピリン一瓶とウォッカを飲み、救急車で運送された後、カウンセリングを受ける。「手の骨がとける」「時間の感覚がなくなる」という彼女は境界性人格障害(ボーダーライン)と診断され、病院に入院。そこでリサとよばれる破天荒な女性患者と知り合うが‥実在の話を元に映画化。アンジョリーナ・ジョリーはこの映画のリサ役でアカデミー助演女優賞、ゴールデングローブ助演女優賞受賞。
出演;アンジョリーナ・ジョリー 、ウィノナ・ライダー、ウーピー・ゴールドバーグ
 ウィノナ・ライダー自身が20歳前半のころこの映画の主人公と同様に病院に入院していたことを後に告白している。境界性人格障害とは「正常と異常」との境界線なのか、という問に対してバネッサ・レッドグレーブは「アンビバレント」という表現がもっとも的を射ている‥というような哲学的な問答をする。安住しないこと、大人になることを「感情のふれ」という表現でのりこえていこうとする。ラストで「この世もウソばかりだが私は外の世界で生きることを選択する‥」という独白は「虚飾」の中で生きる辛さと楽しさのアンビバレントな状態を表現しているかのようだ。アンジョリーナ・ジョリーの演技はすさまじい。「悪役」としてもとめられるすべての要素を取り込んだすばらしい演技。

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