ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

イングリッシュ・ペイシェント(アンソニー・ミンゲラ監督)

2007-12-28 | Weblog
ストーリー;第二次世界大戦終戦間際のイタリア。カナダ人看護婦が記憶を喪失した英国人の患者をみとるために教会に仮宿。1938年のエジプト時代から、少しづつ患者は記憶を取り戻していくが‥
出演;レイフ・ファインズ、ジュリエット・ビノシュ、クリスティン=スコット・トーマス
 アメリカアカデミー賞という俗悪ではあるが権威ある賞を数々受賞。一応ハリウッド資本だが英国俳優やフランス俳優が多数出演しており不自然さはない。エジプトにカナダ国籍のスパイというのはちょっと苦しいが。当時英国領だったインド人少尉などもストーリーにからみ、最後はトラックでフィレンツェへ向かう。その日差しがきれい。見ている人間が自分自身の差別性や俗悪さを自覚することになる仕掛けがある。2時間はとっても短く感じる美しい映画。コリン・ファースが、またとぼけた演技を自然に演じている。

この映画の中にインド人将校がでてくる。イギリスでは旧植民地の人間はインド人・パキスタン人・スリランカ人などは一緒にされてパキという蔑称でよばれ、有形無形の差別や暴行を受けている。もともとイギリスでも理数系に優れた人材をインド系イギリス人は供給しているが企業の上層部に座る例はほとんどない。そうした点からも興味深い。

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