ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

ギャラクシー・クエスト(ティーン・パリソット監督)

2008-01-05 | Weblog
ストーリー;1979年にテレビで放映されていた(という想定の)「ギャラクシー・クエスト」。熱狂的なファンに囲まれつつも出演していた役者たちはあまり恵まれない役者生活をおくっておりワゴンでファン会場をまわり家電製品の安さなどをアピールしていた。そこへある日本物の宇宙人があらわれて…。
出演;ティム・アレン、シガニー・ウィーバー、アラン・リックマン
コメント;シガニー・ウィーバーはこの映画作成時には49歳か50歳と思われるが、そうは思えないほどの妖艶ぶりでみているほうもクラクラするほど。アラン・リックマンも英国俳優で「リチャード3世」にも出演している「名優」(?)という役どころ。実際のところ「ラブアクチュアリー」など最近でも大活躍しているが、なんとこの映画では飛び蹴りシーンまで披露してくれる大サービス。シガニー・ウィーバーはもちろん「エイリアン」シリーズとだぶらせてみるのが本筋だろうが、いや50歳にはみえない…。あほらしいといえばあほらしいが、なんとなくうらぶれたオッサン、オバハンたちとかつての彼らに夢を抱くティーンエイジャーとの落差が非常に面白い。現実とテレビと映画と3役の演じわけになるのだがこれもまた名優が揃っているのでぜんぜん違和感なし。B級映画の王道をいく名作といえるのではなかろうか。「ネバー・サレンダー」と叫ぶ彼らの姿はもちろんアメリカ合衆国の政治状況そのままを写像した「正義感一直線主義」なのだが、それを一種のギャグにまでもして、さらにファン会場にあふれるコスプレファンなどに微妙に日本のアニメなどの影響も感じさせる。もちろんこの80年代初頭という舞台設定にはもう戻れないわけだが、それにしても面白い。巧みな舞台設定と、物語の枠組設定が二重三重となって快楽としての世界へ導かれる…。
 保安主任となるサム・ロックウェルの名わき役ぶりもまた面白い。「確信犯」としてテレビシリーズの乗務員6の役を演じていたりするわけで「マッチスティックメン」で輝いていた詐欺師ぶりと妙に役がだぶる…。
 そしてタガート船長の自宅という設定の家。この家「チャーリーズ・エンジェル」にも使用されたロスアンゼルスの有名な邸宅ではなかろうか。結構有名な家で崖に面していてロスの夜景が見事という話を聞いたことがある。多分「ベティ・サイズモア」でも舞台に使われていたはずだが、この家にすんでいるという設定でティム・アレンのみが非常に経済的に成功していたという様子が伺える。いや、王道をつっぱしってて本当に面白い…。

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